全国銀行協会の佐藤康博会長(みずほフィナンシャルグループ社長)は17日午後の記者会見で、外国為替市場で円安・ドル高が進んでいることについて「どのレベル感が一番いいのかということについては産業によって違う。おそらく(1ドル=)90円レベルに近いところではないかと個人的には思う」と述べた。
円相場の適正水準については様々なマクロ的な分析があると断ったうえで「円安は特にエネルギーの輸入に対してはマイナスの要素がある」と指摘した。個人的な見解として「90円をはるかに超えて100円を超えるような円安になると、マクロ的にみると日本経済に対するマイナスの要素が、エネルギー輸入の点から増えてくる」と語った。
急激な円安は「今は起こっていない」との見方を示した。そのうえで、リスク要因の一つとして為替動向に注意する考えを示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
佐藤康博、円相場、日経QUICKニュース
日経平均(円) | 10,609.64 | +9.20 | 17日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 13,544.35 | +33.12 | 17日 9:40 |
英FTSE100 | 6,125.23 | +21.25 | 17日 14:40 |
ドル/円 | 89.36 - .40 | +1.26円安 | 17日 23:35 |
ユーロ/円 | 119.28 - .30 | +2.29円安 | 17日 23:35 |
長期金利(%) | 0.735 | -0.010 | 17日 15:09 |
NY原油(ドル) | 94.24 | +0.96 | 16日 終値 |
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