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詩織と一哉?
2006-08-09 Wed 12:12
モットシテ…

この一言だけで、全ての理性がブッ飛びそうになる。
俺の中の狂暴な何かが、姉さんをメチャメチャにしろと囁く!
目の前のパジャマをむしり取り、姉さんの身体の隅々まで蹂躙したい!
統べて狂える衝動に流されたい…。
しかし…、それでも俺は動く事が出来なかった。

『…どうかしたの?』
『俺…、姉さんの事大切にしたい…』
『うん…』
『でも、それ以上に、姉さんを目茶苦茶にしたい…』
『…』
『自分でもよく解らないんだ…、こんなに姉さんのコト愛してるに…』
『一哉…』
『身体の神経が、焼き切れそうだ…』
『一哉は優しいね…』

姉さんは俺の背中に手をやると、グッと自分に引き寄せた。

『私、一哉になら何をされても受け入れれると思う』
『姉さん…』
『それに…』
『それに?』
『…っ』
『え?何?聞こえないよ?』
『わ、私が…めちゃめちゃにされたい…かも』

俺の耳元で、姉さんは確かに囁いた。

キレた・・・。

使い方が間違っていると思うけど、この瞬間の俺を表すには最適な言葉だったと思う。
愛情、欲情、独占欲…。
剥き出しの色んな感情が俺の内側から食い破って噴き出し、その全てが姉さんへ向けられる。
大切にしたいはずの存在なのに、暴力的な衝動を抑え切れない。。
この矛盾した感情の天秤が、俺の中で大きく傾いた。
艶やかな桜色の唇を荒々しく奪い、貪る。
何度も何度も求め、僅かに開いた隙間に舌を潜り込ませる。

『んっ、んんっ?!』

初めてであろう異物の侵入に、姉さんの身体が一瞬強張る。
勿論俺は容赦しない。
いや、出来ない。
官能的なほど、ぬるりとしながらも、ザラリとした感触を味わい、お互いぎこちなく、でも荒々しく絡め合う。

『んはっ…』

唇を放した時の姉さんの甘美な吐息が、更に俺の欲望を掻き立て求める。
キスの連続に、姉さんは軽い酸欠なのか肩で息をしてグッタリしている。
俺は少し上体を起こして見下ろすと、パジャマの上からでも肩の動きに合わせて震える双丘が目に入った。

『あっ?!…いや、駄目っ!』

パジャマの上から触れても、ハッキリ分かる胸の柔らかさに俺は興奮し、指に力を加えればそれを弾き返そうとする弾力を楽しんだ。

『ああっ、いや…、か、かず…んんっ?!』
俺は姉さんの弱々しい抵抗を唇を奪って完全に無力化ぢ、愛撫を続けながら我ながら器用にパジャマのボタンを外していく。
はだけた合間から覗く柔らかな白い肌が目に眩しい。
俺はゴクリと生唾を飲み込むと、緊張しながらパジャマをめくった。
姉さんはパジャマの下にブラは着用しないらしく、形の良い胸があらわになる。
張りのある乳房は重力に負ける事なく形を保ち、胸の頂点に息づく桜色の突起は、少し固くなっているようだ。

『一哉…、恥ずかしいよ』

姉さんは顔を背けながら恥ずかしくてたまらないとい
った感じで呟いた。
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