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詩織と一哉?
2006-08-04 Fri 23:50
クリトリスをコリコリと刺激するたびに、姉さんの身体は小刻みに震え、鳴咽を漏らした。

『ああっ…、一哉、駄目!止め…て』姉さんの悲痛な叫び…。

俺は一瞬迷ったけど、姉さんの言葉を無視した。
もっと姉さんの乱れる姿が見たかったから…。
姉さんは進入した俺の手を、なんとか押し戻そうとしたが、本気で止めてもらいたいのか疑問なくらい弱々しい抵抗だった。
俺は姉さんを左腕だけで抱き寄せると、右手に集中した。
クリトリスを擦ったり、弾いたり、姉さんの反応を見ながら観察していたが、指の先端―短く爪を切ったその部分―で、こねるように刺激するのが1番激しい反応をみせた。

『ね…、止め…て、これ以上…あああっ』

もう、限界に近いのだろうか…、必死に訴えかける姉さん。
しかし、自分の鳴咽にすぐ掻き消されてしまう。

『や、駄目!もう、あっ、ああ、ああああああっ!!!』

最後には俺にしっかりと抱きついていた姉さんは、これ以上無いというほど、身体を硬直させ、そして一気に弛緩した。
俺は姉さんが『イッた』のを実感した。
しかし、最愛の姉を逝かせた高揚感はあったが、少し無理矢理だった為、嫌われてないか心配になった。

『姉さん…、姉さん大丈夫?』

ぐったりして、肩で荒い息をしている姉さんに声をかけた。

『…うん』

俺はシャワーを手に取ると、石鹸の残りを洗い流した。

『…エッチ』
『え?』
『私にこんなコトして』
『ごめん…、嫌だった?』
『嫌…じゃ…ないよ』
『うん』

俺はホッとした。やはり、姉さんに嫌われるコトだけは避けたい。

『エッチなコト…しちゃったね』
『うん…』
『でも、少し残念…』
『え?何が?』
『一哉の初めてはお預けだ…』
『姉さん…』
『え?』
『俺のコト好き?』
『…うん』
『じゃ、俺と付き合ってよ…』
『…良いの?』
『いや?』
『嫌じゃないよ!嬉しいに決まってる!』

俺は姉さんをそっと抱き寄せた。
柔らかくて、温かい…。
それが、自分のモノになったという自信や安心感はまだないけど、それでも心は満たされてる。

『一哉…、また固くなってるね?』
『…ごめん』
実は姉さんの秘部を責め始めた時から回復していた。
いつもは、一度出せば落ち着くのに…。

『最後まで、したい?』
『ええ!?』
『生理、もうすぐだから…良いよ』
『…したい…けど』
『けど?』
『姉さんの目が治るまで…、我慢するよ』
『…』
『俺さ、スゲー姉さんとしたい。もうメチャクチャにしたいくらい。でもさ、それより、ほんのチョコットだけ姉さんを大切にしたい気持ちが勝ってる』
『…』
『だから、今は我慢する』
『次、誘ってもOKしないかもよ?』
『大丈夫…、思ったより姉さんエッチみたいだから』
『な…!?』
『姉さんの方がおねだりするんじゃない?』

俺は半分冗談とばかりに笑った。

…半分、ね。

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