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2006-07-30 Sun 19:25
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『ごめんなさい、手が放せなくって』
私は言って内心恥ずかしくなりました。 『鍵持ってるんだから出迎えなんていいのに』 そう言いながら父は嬉しそうに鞄を私に手渡します。 『え?、娘にお出迎えなんて普通の父親なら泣いて喜ぶんだから!』『はは、確かに。お父さんは感激で胸がイッパイだよ』 わざとらしく胸に手を当て、うんうんと頷きます。 『もう!嘘っぽい!!』 父はひとしきり笑うと私の顔をまじまじ覗き込みました。 『風邪か?顔が赤いぞ。』 自慰の途中で汗ばみ前髪が少し張りついているのでしょう。 父は私の髪を優しく整えてくれます。 『うん、ちょっと風邪気味かも…、でも大丈夫!』 取り立てて体調が悪い訳ではありませんが言い訳としては悪くありません。 『風邪かも…』と言えば父は私にいつも以上に気を使ってくれます。 私はこれ以上追求されても困るので父にはお風呂を勧め、その間に夕食をテーブルに並べ父を待ちます。 10分も経つとブルージーンズと洗いざらしの白のYシャツを着て上がってきました。 濡れた髪をバスタオルで拭きながら現われた父の前ボタンははだけられ、引き締まった身体が、かいま見えます。 一般に30を越すとお腹が出る男性も多いと聞きます。 その中で父は異質なのでしょうか。 服を着ている状態だと細身で少し頼りなく見えるかもしれませんが、その隠された肉体を目の当たりにした女性の大半は抱かれたいと思うかも・・・。 今も向か合って食事をするので嫌でも目に入りドキドキしてしまいます。 それならボタンをはめてもらえばいいのですが、タイミングを完全 に逸しているのと、汗が収まる間の短い時間なので、わざわざ言うまでもありません。 それに、こっそり見たいという欲求も…。 どうやら自室に戻ったらこの疼いた身体をなんとかしないと、ゆっくり眠ることも出来そうもありません。 スポンサーサイト
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