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2006-07-30 Sun 08:02
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苦痛な沈黙…、時間にしたら30秒にも満たないと思う。
それが、永遠に感じられた。 『一哉…』 『…うん』 無期懲役を言い渡される囚人の気分だ。 『私の、身体…見て?』 『あ、あの…ごめん』 謝る以外、俺に何が出来る? それでも、硬度を失わない、剛直を呪わずにいられない。 『男の人のアレって、ホントに固くなるんだね…』 『え?』 『それに…凄く熱い』 姉さんは怒ってる、というよりも、初めて手にした小動物を観察する子供のようだ。 『あくっ!』 『ごめん!痛かった?!』 ぎゅっぎゅっと二度ほど握られた。 予想外の刺激に思わず呻いてしまった。 勿論これくらいで痛い訳はない。 ただ、『痛い?』と聞かれて、『気持ち良い』 なんて、決して答えられるモノじゃないから。 『そう…、痛い訳じゃないんだね。』 そういうと、ぎこちなくだが、姉さんは俺の剛直をゆっくりと上下にスライドさせた。 『うっ、あああっ』 姉さんの手に残る泡が潤滑油の役割を果たし、自分では到底生み出すことの出来ない刺激を俺に送り込んでくる。 恥ずかしい(情けない?)話だけど、絶頂はすぐにやってきた。 『くっ、ああっ!』 『きゃっ?!』 ほんの十数秒で吐き出された白い濁流は、姉さんの胸辺りに飛散し、一部は頬を汚した。 頭の中が真っ白になるという言葉は、本当はこういう時に使うんじゃないかと思う。 とにかく、身構える余裕もなく姉さんに 逝かされた。 まさか、姉さんがこんな事するなんて・・・。 身体と頭が軽いパニックを起こし、全身の力が抜け、荒い息しか出来ない。 姉さんは、何が起きたのか一瞬分からなかったみたいだけど、自らの手や胸に絡み付くモノを感じる事で、理解したみたいだ。 自分の身体に降り注がれた俺の精液の感触を味わう様に指を絡める姉さんの姿は、とても淫靡だった。 『姉さん、ごめん…俺』 『謝るなら私の方だよ。痛くなかった?』 『痛くはないけど…』 『そう…良かった。こんな事誰にもしたこと無かったから』 姉さんは少し照れた様子で笑った。 『ど、どうしてこんなこと…』 『…どうしてだろ。もしかしたら、ちょっと嫉妬したのかも…柿崎さんに』 『え?!』 『あの子に盗られる前に、一哉の1番が欲しかったのかも…馬鹿だね、私…』 『姉さん…』 こういうの、いじらしい…って言うのだろうか。 姉さんが俺のことを姉弟愛以上に考えてるかは分からないけど、俺は姉さんが欲しくて仕方がなかった。 俺は無意識に近い状態で姉さんの秘部に指を滑り込ませた。 『あっ!』 姉さんは慌てて足を閉じようとしたが、全く間に合わない。 さらに身体に付着した石鹸が指の動きを円滑にする。俺は中指だけ、秘部の割れ目に沿って奥からゆっくり動かした。 熱く、そして『ぬるり』とした感触が、中指に絡み付いた。 『か、一哉!だ、駄目!』 姉さんが耐えかねたように叫んだのは、ちょうど大豆くらいのコリコリしたモノを指の腹部分が通り過ぎた時だ。 俺はもう一度、指の腹部分で転がす様に刺激を与えてみる。 姉さんは、すぐに表情を曇らせる。 ただ姉さんの瞳を覆う包帯で、苦痛なのか快楽なのか正確に読み取ることは出来ない。 少しだけ指に力を加えてみた。 『んあっ!』 姉さんは、自分の声にハッとして、手の甲を口に当ててる。 必死に叫び出すのを我慢しているようだ。 『姉さん、痛いの?』 俺は、姉さんが痛いのを我慢してるのではないかと、指の動きを止めて訪ねた。 『…』 少し沈黙があった後、姉さんは俯きながら、小さく首を振った。 『じゃ、気持ち良い?』 『…』 今度は俯いたまま答えない。 少し躊躇ったけど、もう一度だけクリトリス…といったか…を刺激してみた。 『んっ…、あ…っ、はあああああっ』 姉さんは、遂に我慢しきれなくなったのか、啜り泣くような叫び声をあげた。 これは、苦痛の悲鳴じゃない! 俺は心臓の高鳴りを覚え、身体の体温が1、2度上昇したように感じられた。 感情を高ぶらせながらも、デリケートな部分だと聞いたことがあるので、慎重に指を動かした。 スポンサーサイト
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