-------- -- --:--
|
|
2006-07-18 Tue 23:59
|
バスルームに入ると、取りあえずシャワーのノズルを手に取りお湯を出す。
お湯はすぐに適温になり、いつでも使うことが出来る。 『姉さん、座る?』 俺はなるべく姉さんを見ないように聞いた。 『ん、このままでいいわ』 『じゃ、シャワーかけるよ?』 『うん、お願い』 姉さんの片手を掴むと、首から上にかからないように気をつけながら、シャワーをかけ始めた。 俺は姉さんにシャワーを使いながらも、自分のいきり立った剛直が姉さんに触れないように、気を使わなければならなかった。 もしも姉さんに欲情してしまってる事が知られたら、俺は姉さんに顔を向ける事は出来ないだろう。 俺の中で、緊張と興奮が入り混じる・・・。 姉さんは、僅かに胸を隠していた手を退ける。 温かいシャワーが心を落ち着かせたのかもしれない。 何も着ていない姉さんの身体を、シャワーのお湯が流れ落ちていく。 それを俺は正面から見てしまい、均整のとれた美しい姉さんの身体に、目を奪われた。 細い肩、小ぶりだけど形の良い胸。 それにくびれた腰から柔らかくハリのあるヒップライン。 適度に肉の付いた太ももに細い足首。 その全ての感触を確かめ、自分のモノにしてしまいたいという、欲望が理性を断ち切ろうとする。 『えっと、そろそろ身体洗う?』 『ん、スポンジ取って』 俺は姉さんが愛用してる少し大きめのスポンジを手に取ると、ソープを付けて泡立てる。 『はい』 俺は姉さんの空いた片手に泡立ったスポンジを手渡した。 『ん、ありがと』 姉さんの身体が、白い泡に包まれていく。 最初は肩から腕にかけて…、そして胸部へ。 形の良い乳房がスポンジに押され形を変える。 どんなAVよりも生々しく、いやらしく、官能的だった。 『一哉、背中洗ってくれる?』 姉さんは足まで洗うとスポンジを俺に手渡した。 スポンジを受け取ると、肩から腰にかけて、優しくスポンジを動かす。 スポンジを軽く動かすだけで、肌の柔らかさが伝わってくる。 まるでゼリーやマシュマロで出来ているのではないかと錯覚するくらい柔らかかった。 『はい、終わったよ』 興奮を押し殺すのに苦労する。 これ…、毎日続いたら、理性が絶対もたない。 『ありがと。一哉も後からしてあげるからね。』 『ええっ?い、いいよ!気にしないで!!』 『だって、悪いもの…私ばかり迷惑かけて』 『迷惑だなんて、思ってないよ』 『そお?でも柿崎さん…だっけ?あんな美人な子ならしてもらいたい?』 『えぇ?』 『私の裸なんて見ても、誰も喜ばないだろうけど…』 『…そんなことは…ないと思うけど…』 姉さんの自虐的な言葉に、俺は小さく反論してしまった。 『え?』 『姉さんは…スタイル良いと思う。それに、包帯が取れれば…みんな気付くよ』 手早くシャワーで泡を落とす。 『目が治れば、分厚い眼鏡も掛けなくて済むだろ?姉さんが美人だって気付くよ』 『そ、そんなはず、ないよ…』 『そうなの…』 『…一哉、怒ってる?』 『…別に、怒ってないよ』 怒ってる訳じゃない。ただ、少し寂しいだけ。 自分しか知らない宝物の価値がバレてしまう…と言ったら大袈裟だろうか。 『別に、男の人に好かれなくたって…』 姉さんは少し唇を尖んがらせて言った。 『いつまでも一人って訳にもいかないでしょ?』 『いーよ別に!そんなことより、スポンジ貸して!』 『え?なんで?』 『私ばかり、悪いじゃない!背中くらい、洗ってあげるよ』 『い、良いよ、そんな!』 『ほら、恥ずかしがらない!』 (そんなん無理!) 姉さんの手を逃れる為、一瞬手を放したのがマズかった! 急に支えが無くなった姉さんはバランスを崩した。 『きゃっ!』 『姉さん!』 滑って姉さんが壁にぶつかる軌跡に、自分の体を割り込ませ、抱き抱えた。 姉さんの身体は、俺の体を上手くクッションに出来た代わりに、俺は肩を激しく打ち付けた。 あまりの痛さに、膝が落ち尻もちをつく。 『つっ…、姉さん大丈夫!?』 …返事がない。 『姉さん!』 『あ、うん…。大丈夫…』 間近で見る姉さんは、痛がってる様子もなく、ビックリして固まってるだけのようだった。 『よ、よかった?』 心底ホッとした。 そして、やっと気がついた…。 姉さんと今までにないくらい、密着してしまってる事を。 そして、姉さんが固まってる本当の理由を。 姉さんの手の平の下に、元気なままの俺の剛直が納まってる。 倒れた時に、たまたま手を突いたところが、一番隠し通したい場所だった。 姉さんには、自分の手の平の下にあるモノがナニか分かっているはずだ。 スポンサーサイト
|
管理者だけに閲覧 | ||
| ノウナイビヤク |
|
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
Powered By FC2ブログ