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真紀と拓海?
2006-09-26 Tue 01:13
遂に『おねだり』してしまった。
羞恥で頬の毛細血管がチリチリと反応している。
さぞや恥ずかしいほど、私の頬は朱く染まっているだろう…。
拓海は意地悪そうに『ニヤリ』と笑うと、さらとんでもないコトを言った。

『イカセテって、どうして命令口調なの?』
『えっと、それは…』
『お願いするんなら、それなりの言い方があるんじゃない?』

そ、そんな…、お願いだなんて…。

『出来ないなら、止めちゃうよ?』
『そんな…』

拓海は私がそうするしかないほど、追い詰められているのを知って…いや、確信しているはずなのに…、そんなコトを言う。

(この女の敵!)

私はいつぞや拓海に向かって言った台詞を今度は心の中で、それも弱々しく言った。

『い、逝かせて…下さい…』
『もう一度』
『もっと触って…、逝かせてください。お願い、拓海…』

私は、本気で懇願していた。
もう逆らえない、抗えない。

『もっとして欲しい?』
『はい…』

拓海は答える代わりに、私の首筋、頬、唇と順にキスをする。

『はあっ、ん、あっ』

それを合図に、拓海の本格的な愛撫が始まった。
ノースリーブを脱がせ、簡単にブラのホックを外し、胸があらわになる。

『やだ…』

私は両手で胸を隠した。
拓海はそのままなのに、自分だけ衣服が剥ぎ取られていく。
元々薄着なので、もうミニと濡れたパンティだけだ。

『手、退かして…』
『…う、うん』
『ホント、大きいな、形も綺麗だ…』
『やだ、気持ち悪いでしょ?』
『へ?どうして?』
『だ、だって…』

ただでさえ痩せ気味だから、胸の大きさが、強調されてしまう。
同性からは奇異な視線、異性からは好奇な視線を向けられてきた。
私にとって、この胸はマイナス要素でしかない。

『どうして?こんなに綺麗なのに…』

そういうと、双丘に柔らかく、キスを繰り返す。

『あんっ、だっ…て、みんな変な目でみるし…、触られると、痛いもん』

拓海は、一瞬キョトンとした表情になったと思うと、いきなり吹き出した。

『ぷははっ、それって女性とかは、羨ましいってコトじゃないの?ま、男は姉さんの巨乳に釘付けって感じだろうけど』

でも、それは仕方ないよ、と付け足した。

『そ、そうなの?』
『少なくとも、俺が姉さんの胸を大好きなのは間違いないんだから…、それじゃ足りない?』
『ううん、足りる!』

私は、ふるふると首を横に振った。
少しだけど、長年のコンプレックスが薄れた気がした。

『それと、本当に痛いかどうかは、今から分かるよ』

そういった拓海は、私の胸の頂きに位置する桜色の突起を口にくわえた。

『ん、ああっ!』

ビリビリっと、強く甘い蕩けるような刺激が胸を中心に駆け抜ける。
拓海は、口の中で唾液をタップリ乗せた舌で、乳首を優しく転がす。

『んっ、はあん、あ、ああ…』

胸だけで逝きそうになる。
一度口から乳首を離すと、今度は逆を口に含んだ。

『きゃう…ん!あっあっあっ!』

さらに、休めていた下半身への『責め』も再開する。

『あんっ、くっ、あっあっあっ、いや、ダメっ!』

一気に理性が粉々に吹き飛ばされた。
今までが子供騙しのような、優しくも強烈な愛撫。
特にパンティを少しずらし、秘唇の先端に位置する突起を触られた瞬間、それだけで軽く昇りつめてしまうくらいだった。
私は堪らず再度、拓海の頭を胸に抱え込み、何とか自我を繋ぎ止めようとした。

でも…。

『た、拓海!ダメ、止めて!わた、わたしぃ…、い、イクっ、いっちゃうよぅ!』

今までに味わったことのない快楽の波が、容赦なく私を襲った。
髪を振り乱し、拓海にしがみつき、狂ったような泣き叫び、そして、何か胎内から流れ出る感覚を感じながら、私は意識を失ってしまった。





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