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真紀と拓海?
2006-09-29 Fri 21:00
『恥辱』という言葉は、こんな時に使うのだろうか…。
私は拓海の使っているベッドの上で、まるで犬のような格好をさせられていた。
部屋に入って来た時に着ていたノースリーブとブラとパンティは、既に脱がされミニスカート一枚しか着用していない。
その為、後ろから覗けば女の子の部分が見えてしまうかもしれない。
私は恥ずかしくて、拓海の顔を直視することが出来なかった。

『良い格好だね、姉さん』

私の顔を覗き込んだ拓海は、意地悪そうに微笑んでいる。

『こ、この後は、どうしたら良いの?』
『ん、少し姉さんの身体、見させて』
『う、うん』

そういうと拓海は、私のあらわになった肩、背中、腰の順に、人差し指で、ゆっくり線を引くようになぞっていった。

『んっ…』

ゾクゾクっと、触れられた箇所が敏感に反応し、思わず声を出しそうになる。

『姉さん、肘で身体支えて、そう、伏せるようにね。あ、膝はそのまま垂直に…』

私は言われた通りにポーズを変え、そして気付いた。

『あ、やだ…』

このポーズだと、極端にお尻を突き出す格好になる。
堪らず私は膝を曲げて少しでも、この屈辱的な格好から逃げ出したかった。

『駄目、そのままで!』
『そ、そんなぁ』

私は、恥ずかしさで泣きそうになりながらも、言われた通りに従った。

『じゃ、姉さん、ここからが本番。痛くて我慢出来なかったり、生理的に駄目な時は言ってね。』

私は恥ずかしくて枕に顔を埋めると、『生理的』という言葉に疑問を持ったが、それどころではない私は、コクリと頷いた。

『じゃ、始めるよ…』

いささか緊張気味の拓海の声。
そして、何かキャップを外す音…。
拓海は私の後ろ(つまり、全てが見えてしまうトコロ…)に移動する。

ベッドが軋み、拓海の手がスカートに触れる。
身体が初めて恐怖におののく。
これから挿入を試みるのだろうか…?
それも背後位…、つまりバックスタイルで?
私は、昔の行為で受けた激痛を思い出す。
昔、藤原君が泣いて頼んでも、無理矢理挿入を試みようとした事があった。
勿論、彼の目的は果たされなかった訳だが、その痛みと恐怖は心に暗い影を落とす事もある。

『大丈夫だから…、力抜いて?』

拓海の優しい声…。
そして、優しく後ろから覆い被さるように抱きしめられた。

ちゅっ、ちゅっ…ちゅっ。

背中への優しく染み込むような口づけと、腹部への愛しむようなタッチが暫く続けられる。

『あぁ…』

恐怖に固まった身体が次第に溶かされていく。
一瞬で冷えかけた心と身体が、じんわりと熱を取り戻す。
『拓海、あ、ありがとう。わたし、大丈夫だから、続けて…ね?』

私は後ろを振り返り、拓海の顔を見て言った。
その時の拓海の表情は、『あぁ、拓海は絶対裏切らないだろう』そう想わせるものだった。

(全て拓海に任せよう…。)

こんな異常(?)な状況下でも、優しさと内に秘めた不安。
もちろん、エッチな心情もあるだろうけど…。

(というか、無ければ困る…)

結果はどうであれ…、拓海は私を裏切らないと確信出来る。
拓海は少しの間、私を見つめると小さく頷き、体を離した。
ただ腹部にあった左手は、そのまま秘唇の頂点に位置する突起を刺激し始める。

『あんっ、くっ、っはああっ』

すぐに反応してしまう。
まるで照明のスイッチを入れるように。
こんなに簡単に、私を想い通りにする拓海が、少しだけ狡く思えた。

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