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真紀と拓海?
2006-10-02 Mon 12:00
私の感度が、拓海の指技に因って加速度的に上がっていく。
もし私の感度を計測する機械があれば、そのグラフの曲線は頂点に達するのが見て取れただろう。
しかし、もう少しで達するはずの曲線が、少し下降していく。
もう少しでイケるのに…。

『あんっ、はああん…た、たくみ、意地悪しない…で』

私は首だけで後ろを振り向き、拓海に哀願した。
絶頂ギリギリでの『焦らし』は、あまりにも刹那すぎる。
このまま達する事が出来ずにいれば、それを得る為に、私どんな卑猥で淫乱な行為も受け入れてしまうだろう。

『いや、た…くみ、逝かせて…、意地悪しないで逝かせてよぅ!』

私の精神はバランスを崩し始め、啜り泣くように快楽からくる苦痛に鳴咽を漏らした。
その時だ…。
拓海がミニをめくり上げ、ただ腰に巻いた布切れのようにしてしまった。
それによって、秘唇は勿論、お尻の穴まで晒されてしまう。
そこに今度は、先ほどキャップを外した200ミリリットルくらいのボトルから、私のお尻の中心にジェル状のヒンヤリした液体を滴らせた。

(え?何っ?!)

拓海は液体が落とされた中心…お尻の穴に人差し指をあてがい、ジェルを指に馴染ませると、くすぐるように触り始めた。

『あんんっ、ちょ、た、たくみ…そこ、違う、だめぇ!』

一瞬理解出来なかった。
いや、そういう趣向が存在するのは知っている。
ただ、友人の経験談でも聞いたことないし、私には無縁な行為…。
大体そこは、体内のいらないモノを排出するだけの器官で、通常セックスで使われる場所ではない。
その通常行わない行為を、私に!?
しかし私の意思に反して、妙な感覚はあっても苦痛や嫌悪感はなかった。
多分それは、絶頂の手前で快楽漬けにされた心と身体が、多少の痛覚を痛みと認識していないんだと思う。
拓海は秘唇の突起とお尻を同時に愛撫する。
突起を触る左手は少し強く、お尻は少しソフトに…、そのバランスが、通常発生する嫌悪感を霧散させている。
というか、嫌悪というよりも、このお尻への愛撫を私自身気に入り始めていた。

『どう、姉さん。痛い?』
『あんっ、い、たく、ないよ…はうっ』
『じゃ、少しづつ指入れるから…』
『はう、うん…。でも、早く、逝かせて、欲しいよ…』

拓海はいつでも私を絶頂に導けるのに、逝かせてくれない。

『まだ駄目…』
『あうっ、んははっ、そ、そんなぁ…』

拓海は、私を翻弄したまま、右手の人差し指を、ジワジワとミリ単位で挿入していく。
さすがに私は、異物感に力んでしまい、指の進入を妨げてしまう。
それでも、潤滑油の役割をするジェルの助けと、時折瞬間緩む合間を縫って、巧みに指を進める。
15分くらいだろうか、拓海の指は第一関節まで入ったようだ。
そこから5分ほど円を描くような動きを繰り返す。
その動きがまたムズ痒く、私を苦しめる。

『そろそろかな?』

拓海は独り言のように呟くと、お尻に入っていた人差し指をゆっくりと引き抜いた。

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