公開日:2013.01.17
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(株)茶月ほか1社 | [京都] 寿司製造・小売 |
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第三者破産 / 負債総額 約77億円
(株)茶月(TSR企業コード:642038074、京都市南区吉祥院清水町2、設立平成16年10月、 資本金1000万円、岡田正陽社長)と(株)春陽堂(TSR企業コード:641098979、同所、設立昭和25年1月、資本金3億2200万円、同社長)とは1月15日、UAゼンセン春陽堂労働組合および従業員から京都地裁に対して破産を申し立てられ同日、保全命令を受けた。申請代理人は小野誠之弁護士(烏丸法律事務所、京都市中京区烏丸通三条下ル、電話075-223-2714)ほか1名。
負債総額は(株)茶月が平成23年9月期末時点で約28億円、(株)春陽堂が平成24年3月期末時点で約49億円。
茶月は西日本地区を中心に持ち帰り寿司のメーカーとして有名で、平成21年9月期には年商約115億円を計上していた。しかし、消費動向の低迷や他社との競合で、23年9月期の年商は約75億円にダウン、ここ数年は赤字が続いていた。
春陽堂は食材の仕入れ窓口としての役割で茶月を対象に卸売り、24年3月期の年商は約36億円を計上していた。同社も業績はジリ貧状態で4年連続の赤字を出していた。
近年は従業員の給与支払いにも支障が生じており、破産を申し立てられた1月15日からは営業を停止する茶月の直営店が見られていた。
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