美琴SP 


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【1】

私、朝城美琴(あさぎみこと)は今年N市内の高校に入学した16歳です。

友人にも恵まれ、学校生活には何も問題はありません。

ただ一つを除いては・・・。

『美琴、待ってや〜!』

授業が終わって教室を出ようとしたとき、背中から声をかけられました。

声の主は分かっています。

『静音・・・』

『帰るんか?』

『えぇ・・・、静音も?』

『そや』

『珍しいね、部活は?』

『今日はちょっとな・・・、途中まで一緒せえへん?』

彼女は私が答える前に横に並ぶと一緒に歩き始めました。

この関西弁を話す女の子は新庄静音(しんじょうしずね)。

長身で中性的なトコロが男子だけではなく、同性にも人気が高い子です。

『そういえば・・・』

『ん?』

『先週の日曜、男の人と歩いてたよね・・・、彼氏出来たん?』

私はいきなりの質問に固まってしまいました。

『はは〜ん、焦ってるなぁ?ほれほれ、お姉ーさんにゆうてみ?』

『静音には関係ない』

私は触れられたくない話に、ついつい歩みを早めました。

『そう隠さんと、薄々は気付いてんよ?』

『な、なにを?!』

彼女はニヤリと笑うとすっと私の背後に立ち、両脇の間から手を差し込むと私の胸を鷲掴みしました。

『わひゃう?!』

『にゃははは、えぇのう、たわわな胸は』

『もう、このオヤジ娘!』

私が静音の腕を振り払い、拳を上げて怒ったぞポーズをする。

勿論、別に本当に怒ってる訳じゃないんだけどね。

『スマンスマン!冗談よ。なぁ?でも最近、急にやろ?昔はそんなんなかったもんなぁ』

『あんた、よく見てるわね・・・』

私はジト目で彼女を睨んでやりました。

静音と同じ学校になったのは初めてでしたが、中学時代に所属していたテニス部の全国大会で何度か当たったこともあります。

運動神経が抜群なだけでなくスクールにも通っていたので、小さな頃から父の影響でテニスをしていた私でも、彼女には敵いませんでした。

今では全国から集められてきた強豪揃いのテニス部の中でも、一年にしてレギュラーを任されている程の腕前です。

高校に入学して初日に声をかけてきたのは静音でした。

思いもよらない再開に驚きましたが、彼女は地元を出てテニスの強豪校であるこちらに単身やって来たそうです。

それまでは、試合後に何度か話したくらいで友人と呼ぶには程遠かったのですが、今ではそれなりに仲の良い友人です。

しかし彼女は困った事に、人・・・というか私をからかう癖(趣味?)を持っていて、先程のような過剰なボディータッチはしょっちゅうだ。

私の胸の事は、中3の引退前と今とを比べての事だろう。

実際部活を引退してから、私の胸は急激に膨らみ始めた。

今ではクラスで一二を争う程に・・・。

『高校でテニスやらんのは、胸のせいなん?』

『ばか!何言ってるのよ。うちって片親なの。面倒みてくれてたお婆ちゃんが入学前に死んじゃったから・・・、家事全般は私の仕事。部活なんてする時間ないよ』

『あ〜、そやったんか〜。いや悪いこと聞いたね・・・』

『いーって、気にしてないよ』

『うん、まぁそういうコトやったら、たまのデートくらい、大目にみたろか』

『あの・・・、一応誤解のないように言っとくけど』

『・・・なん?』

『に、日曜に一緒にいた人・・・、お、お父さんなのよ』

『・・・・・・誰の?』

『わ、私の・・・』

『み、美琴のお父さんって・・・いくつなん?』

さすがの静音も少し引きつっています。

『さんじゅう・・・さん』

『さ、33?!なんやそらー!あんたいくつん時の子ぉよ?』

『18の時に・・・』

そう、私の父はまだ33才。

それに元来童顔な為、20代後半くらいにしかみられないので最近越してきた近所さんは兄妹と思っているらしいのです。

『それは・・・、ビックリやなぁ』

静音は本当にビックリしたようだけど、どこかしら安心した様子でした。

私達は途中別れると静音は徒歩で、私はJRで二駅隣の駅へ家路についた。

父は七時ごろ帰って来る筈なので、それに合わせ部屋着に着替え、夕食とお風呂の支度を始める。

後は授業の予習復習に時間を充てました。

普通友達は『家事なんて嫌い』って言うだろうけど、私はそうじゃない・・・。

たった二人の家族である父に心配をかけるのは心苦しいし、なにより父の喜ぶ顔が見たいと思う。

だから頑張って美味しいご飯も作るし、掃除洗濯も完璧にこなせるように頑張る。

一般でいう年頃の女の子なら父親の衣服を触るだけでも嫌悪感を感じるかもしれない。

普通ならそうなのに、私は違う。

これが問題なのです・・・。

私は血を分けた、唯一の身内である『父親』にオトコを感じてしまうんです。

父の体臭が染み込んだYシャツを使って、自らを慰めたコトが何度もあります。

思えば、初めて自慰を覚えた中三の時、『おかず』にしたのが一番身近な男性である父との行為でした。

何度もいけないと思い、忘れようとしても日々この禁断の想いは激しさを増していきます。

それに、最近自室で勉強を始めると決まって身体がうずいてしまいます。

今もほら・・・、知らないうちに思考は止まり、ペンを持たない左手が熱く焦がれるような火照りを感じ始めた胸の膨らみを、もう慣れた手つきで揉み始めます。

この手がお父さんの手ならどんなに良いだろうか・・・。

『くっ、ふあぁっ・・・』

もうこうなると止まりません。

ペンを置き、右手はスカートの中に手を入れ、パンティーの隙間からすでにシミを作るほど濡れている秘部を弄ります。

『ああっ、お・・・お父さん・・・』

自慰を初めて数分で私は絶頂を迎えようとしています。

(もう、逝きそう・・・)

その時です!

玄関のチャイムがなりました。

もう少しで逝きそうでしたが、たぶん父だと思うので、手早くみなりを整えるといつものようにエプロンを身に付け玄関に急ぎました。

エプロンは以前、父がその姿を見て『家庭的』と誉めて(?)くれたので、忘れない限りお出迎えの時は身に付けるようにしています。

玄関の覗き穴から父を確認しようとした瞬間、カチリと鍵が外れる音がして、玄関が開きました。

『ただいま〜』

そこにはスーツ姿の父、真冬(まふゆ)が立っていました。

 

【2


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