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1月17日 11時34分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、ソニー、メガバンクなど

シャープ<6753>:347円(前日比+32円)
買い先行。中国のパソコン最大手であるレノボ・グループと、テレビ事業で提携する
方向で調整に入ったと報じられている。中国南京工場をレノボに売却、中国向けテレ
ビの開発・販売で合弁事業を開始するとしている。同社にとっては資産圧縮の進展、
中国での販売網拡充、液晶パネル工場の稼働率向上などが期待される格好に。海外企
業との提携戦略による、再建進展への期待もあらためて高まる方向へ。

ソニー<6758>:1017円(同+48円)
強い動きが目立つ。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「売り」から「中
立」に格上げしており、見直しの動きにもつながっているようだ。為替前提変更によ
る業績上方修正などから、目標株価は690円から940円にまで引き上げている。株価の
出遅れ感は強く、同社への悲観的な見方は十分織り込まれたとの見方。また、為替前
提変更によって、フリーキャッシュフローへの懸念も低下とみているようだ。


メガバンク
三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>はしっかり。前日の米国市場で
は、JPモルガンやゴールドマン・サックスが決算を発表しているが、本日の国内メガ
バンク各社には安心材料につながる格好へ。JPモルガンの第4四半期EPSは1.39ドルと
なり、コンセンサスの1.20程度を上回る。株価は1%の上昇となった。また、ゴール
ドマン・サックスは5.60ドル、3.80ドル程度の市場予想を大きく上回り、株価は4%
程度の上昇となっている。

建設セクター
不動産セクターに続いて業種別下落率の2位になっている。クレディ・スイス(CS)
では、補正予算案が閣議決定されたことで、ゼネコンに関しては、材料出尽くしから
利益確定のタイミングと指摘している。過去3ヶ月でスーパーゼネコンの株価は約
30%上昇したが、株価が織り込んだほどの利益水準向上は見込みにくいとも。受注競
争による粗利益率悪化懸念などはこれから台頭との見方。

東光<6801>:226円(同+10円)
大幅高。スマホ用コイルの増産報道が伝わっており、物色の手掛かり材料につながっ
ているようだ。中国工場において、パソコン向けからスマホ向けに生産をシフト、
2013年度中に全体の生産能力は前年度比1.6倍になる見通しとされている。アジアの
スマホメーカーからの需要増加が認識される格好に。米アップルの反発も電子部品株
には追い風、低位材料株物色の流れが波及している。

GSユアサ<6674>:305円(同-16円)
朝方から下げが目立つ展開に。ボーイング787の相次ぐトラブルを受けて、関連銘柄
として警戒感が波及する格好に。現在は原因究明が急がれている段階だが、仮にバッ
テリーの不具合が原因であれば、リチウムイオン電池から他の電池に変更される可能
性もあるとみられ、インパクトの大きくなる可能性が懸念されている。

豊田合成<7282>:1827円(同+73円)
買い優勢の展開。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標
株価も1800円から2000円に引き上げている。ディフェンシブ性、北米の収益性向上な
どを評価ポイントとしているもよう。今期営業利益は会社計画300億円に対して370億
円を予想、トヨタ<7203>の増産局面継続から、来期は430億円までの拡大を見込んで
いる。

クックパッド<2193>:2549円(同+81円)
昨年来高値を更新。いちよしがレーティングを新規に「A」、フェアバリューを3400
円としていることが評価材料になっている。新経営陣による「食のプラットホーム」
へ進化する戦略が具現化しつつあるとの評価。いちよしでは、今4月期に続いて、来
期、再来期も3割の利益成長を予想しているようだ。

一休<2450>:73700円(同+6300円)
大幅高で上昇率上位。今期経常利益は従来予想を1億円上回る16億円前後になる見通
しとの観測報道が伝わっており、評価材料視される展開になっている。前期比5割増
となり、5期ぶりの最高益更新となるようだ。年間配当計画は積み増す可能性もある
と。航空便やホテルなどの予約を組み合わせる新サービスが好調のもよう。成長力に
対する評価の動きが一段と強まる格好へ。

UMN<4585>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。季節性組換えインフルエンザHAワクチン「Flublok」
について、18歳以上49歳以下の成人を対象として、米国FDA(食品医薬品局)から
承認を取得したと発表したことが材料視されている。「Flublok」は高純度で
あるため、従来のインフルエンザワクチンに比べ3倍の抗原を含み、保存料や抗生物
質は一切含有しない。なお、業績への影響については精査中と。

DMP<3652>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NED
O)が公募した「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に同社の提案が採択さ
れ、助成金の交付決定通知書を受領したと発表したことが材料視されている。研究テ
ーマは、「低消費電力グラフィックプロセッサの開発」。なお、業績に与える影響は
精査中と。

フェローテック<6890>:404円(同+5円)
買い先行。14年3月期に、合理化効果が30億円程度の営業利益の押し上げ要因になり
そうだと報じられたことが材料視されている。人員削減のほか、シリコン結晶製造装
置で一部製品の生産を縮小することなどに伴い、収益改善が進む見込み。太陽電池の
市況悪化によって、部材や装置の需要回復には時間を要するとみられるが、業績底入
れに期待感が先行へ。

ナノキャリア<4571>:191200円(同+5300円)
反発。最重要パイプラインのひとつであるダハプラチン誘導体ミセルに関する製法特
許が、国内で特許査定を受けたと発表したことが好感されている。これにより、米国
やロシア、中国、オーストラリアのほか、国内でも製法特許を確保できるもよう。な
お、本日は同社のほか、そーせい<4565>など、バイオ関連の一角が強い動きとなって
いる。

地盤ネット<6072>:4190円(同-700円)
ストップ安。昨日まで連日でストップ高となっていたが、本日は一転しストップ安ま
で急落となっている。信用取引の規制緩和以降は短期資金の流入も追い風に、需給面
主導で上値追いが続いていたが、逃げ足の速い短期資金による物色が中心とみられ、
資金流出に伴い利益確定売りも膨らむ格好に。なお、本日は昨日まで利益確定売りに
押されていたユーーグレナ<2931>が大幅反発。

(フィスコ)


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