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No.3293
2013年1月15日(火)放送
生徒がつける“先生の通信簿”
来年度から、大阪の公立学校で全国初の教師の人事評価制度が導入される。生徒や保護者が教師の授業内容を評価し、教師の賞与に反映させるというものだ。背景にあるのは、国際的な学力調査などで明らかになった学力低下。原因の一つが「教師の質」だとして、生徒による評価と査定によって教師の質の「向上」を狙う。12月に行われた試行では、自らの授業を見直す契機になったという教師がいる一方で、教師の賞与を決めることに対する生徒の戸惑いや教師と生徒の信頼関係が崩壊するとの危惧の声が上がった。鳥取県では、生徒による教師の評価を査定から切り離して学力向上に役立てようという、ある中学校の取り組みが注目されている。新たな人事評価は、学力向上の切り札となるのか検証する。
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「ハロー、エブリバディー!」
生徒の学力をいかに上げるか。
先生たちは、あの手この手の試行錯誤をしています。
そんな先生の授業力を生徒が採点。
人事評価に結び付ける試みが大阪府で始まっています。
授業力を測るのは、アンケート。
その結果を、ボーナスに反映させようというのです。
背景にあるのは生徒の学力の低下。
その改善のために教師に対する評価を厳密にして危機感を抱かせようというねらいです。
橋下大阪府知事(当時)
「普通の保護者からすると、みんな会社勤務してみんな人事評価で苦しんでいる中で仕事している。」
生徒からの評価にどう向き合えばよいのか。
これまで評価する側にいた先生たちは、揺れています。
「労働者としては給料を考えて迎合せなあかんけど、教育者としては迎合できない。」
生徒による評価で先生の授業力はアップするのか。
それは学力の向上につながるのか。
新たな取り組みを始めた教育現場からの報告です。
生徒がつける“先生の通信簿”
- 生徒がつける“先生の通信簿”
- “先生の通信簿”ゆれる教育現場
- “先生の通信簿”どう変わる教育現場
- 生徒からの評価で“学校力”アップ
- “先生の通信簿”学校は変わるか
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2013年1月10日(木)放送
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