2012.8.23 05:02

海老蔵事件加害者の先輩・石元氏が俳優に

自叙伝の発売と俳優デビュー作となる映画「アンダー・フェイス」に主演することを発表した石元太一氏=東京・六本木

自叙伝の発売と俳優デビュー作となる映画「アンダー・フェイス」に主演することを発表した石元太一氏=東京・六本木【拡大】

 2010年の歌舞伎俳優、市川海老蔵(34)の殴打事件で実刑となった男性(28)の先輩で元暴走族リーダー、石元太一氏(30)が22日、自叙伝「不良録 関東連合元リーダーの告白」(1260円、双葉社)を発売し、都内で会見を行った。

 石元氏は現在、東京・渋谷などで格闘技ジムを経営。この日は映画「アンダー・フェイス」(藤原健一監督、来春公開)に主演で俳優デビューすることも発表し、「役者として本気でデビューする前に、自分の過去を洗いざらい言っておきたかった」と出版理由を説明。同著では暴走族の関東連合「千歳台ブラックエンペラー」の16代目総長だったことや、自身の芸能界人脈などを告白している。

 石元氏は海老蔵事件の当時、現場の都内飲食店に居合わせ、裁判では証人として出廷。事件について聞かれると「もう示談が成立している事なので。ただ、あのときは海老蔵さんに迷惑をかけました」と答えていた。

 同著について双葉社は「一部のネット書籍販売サイトでは売り切れ状態です」と説明。石元氏は「不良の子供を持つ親に向けて講演活動もしていきたい」とも話した。

(紙面から)