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【奈良山雅俊】北海道のオホーツク海沿岸に流氷が一気に押し寄せ、網走地方気象台と紋別市は17日、流氷で船が航行できなくなる接岸初日を観測したと発表した。網走は昨年より31日、平年より16日早く、紋別は昨年より25日、平年より20日早い。
網走市の網走港では、西側の海面一帯が流氷に覆われ、オジロワシやオオワシが舞い降りる姿も見られた。すでに知床半島も知床岬にかけて流氷が接岸している。流氷観光砕氷船「おーろら」(網走市)と「ガリンコ号」(紋別市)はともに20日に運航を始める。関係者は「初日からダイナミックに航行できそう」と期待している。