〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「下影陰線」、下値に抵抗感示す

2013年 01月 17日 16:15 JST
 
check

〔株式マーケットアイ〕

 <16:12> 日経平均・日足は「下影陰線」、下値に抵抗感示す

 日経平均の日足は長い下ヒゲを伴う「下影陰線」となった。一時は節目の1万0500円を割り込んだが、大引けではプラスに転じ下値に抵抗感を示した。東証1部の売買代金は2兆2247億円でSQ(特別清算指数)算出日を除くと2011年3月23日以来、1年10カ月ぶりの高水準だった。押し目買い意欲は強いとみてよさそうだ。もっとも、昨年11月13日の直近安値(8619円45銭)から15日の直近高値(1万0952円31銭)まで短期間で2332円値幅の上昇を記録したことを考えれば、今回の調整は値幅的にも日柄的にも物足りない。戻りが鈍ければ再び売り圧力が強まりそうだ。フィボナッチ比率38.2%押しに当たる1万0061円15銭付近までは調整の可能性がある。逆に15日の直近高値(1万0952円31銭)を抜ける強さがあれば、2010年4月5日高値(1万1408円17銭)まで上値余地が広がる。

 

 <15:16> 新興株式市場はまちまち、日柄調整が必要

 新興株式市場はまちまち。日経ジャスダック平均が反発した一方、東証マザーズ指数は続落した。ジャスダックの売買代金は466億円。ナノキャリア(4571.T: 株価, ニュース, レポート)やタカラバイオ(4974.T: 株価, ニュース, レポート)などバイオ関連株が商いを伴って下落。サイバーエージェント(4751.T: 株価, ニュース, レポート)、デジタルガレージ(4819.OS: 株価, ニュース, レポート)は買われたが、楽天(4755.OS: 株価, ニュース, レポート)は売られた。

 市場では「大型株の調整とともに新興株も日柄調整が必要な状況だ。ただ個人投資家には押し目を買う動きも見られ、売買意欲が冷えているわけではない」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声が出ていた。

 <14:45> 日経平均下げ渋る、押し目買い入り売買高は高水準

 日経平均は下げ渋り、1万0500円台前半で推移している。14時45分現在の東証1部売買代金は1兆9420億円。市場では「出遅れた投資家の押し目買いが入っている。短期筋の先物売りも一巡したようだ。ただ国内外の要人発言で為替が振れやすくなっており、依然警戒感が残る」(大手証券)との声が出ている。

 

 <14:05> 日経平均は下値もみ合い、円相場と連動で仕掛け的な動き

 日経平均は下値もみ合い。1万0500円前後で推移している。

 市場では「円相場と連動してヘッジファンドなど短期筋が先物市場で仕掛け的な動きを強めている。そのため値動きが荒くなりがちだ。ただ現物市場では高値を更新する銘柄も多く、押し目買い需要は健在。短期筋の売買が収まれば堅調な地合いが期待される」(国内証券)との声が出ている。

 

 <12:48> 日経平均は一段安、1週間ぶりに1万0500円割れ

 日経平均は後場一段安。先物主導で下値を切り下げ、現物も取引時間中で1月9日以来約1週間ぶりに1万0500円を割り込んだ。

 市場では「訪米への環境づくりとみられる国内要人の円安警戒発言をきっかけにドル/円で90円、日経平均で1万1000円を超えるのは難しいとの見方が広がり、利益確定売りが広がっている。ただ金融緩和の方向性は変わらず、下値での買い意欲は強い。値幅調整というより時間調整とみており、下押し幅は小さいのでは。25日移動平均線(1万0115円60銭=16日)が下値めどとみている」(BNPパリバ証券・日本株チーフストラテジストの丸山俊氏)という。

 <12:20> 日経平均先物が軟調、円高嫌気し1万0500円割り込む

 大証の日経平均先物が軟調だ。1万0500円を割り込んで推移している。特段、材料は観測されていないが、ドル/円が88円前半まで円高方向に振れているほか、上海総合指数.SSECが下げ幅を拡大していることで売りが強まっている。

 

 <10:56> 日経平均は堅調もみ合い、海外勢が自動車株買い

 日経平均は堅調もみ合い。1万0600円台半ばで推移している。

 市場では「海外勢は全体的に売り越しに傾きつつあるが、きょうはいったん円高に歯止めがかかったことで自動車株に長期資金が流入している。買い一辺倒ではなくなったものの、下値を循環物色する外国人投資家もおり、目先の方向性は見方が分かれている」(外資系証券トレーダー)という。

 <10:05> 日経平均は堅調持続、輸出株が買われる

 日経平均は堅調持続、1万0600円台後半で推移している。円安を好感し自動車、電機などの輸出株が買われている。「裁定買い残が積み上がった状態であり、地政学リスクや要人発言などネガティブな材料に反応しやすい地合いだ。今回の上昇相場は期待だけで終わらず再度上値を試すとみているが、目先は52週移動平均線から10%上方かい離にあたる1万円程度までは調整の可能性があり得る」(みずほ証券投資情報部長の稲泉雄朗氏)との声が出ている。

 

 <09:11> 反発、為替の落ち着きなどで買い先行

 寄り付きの東京株式市場で日経平均は反発。16日の米国株はまちまちだったが、外為市場でドル/円が88円台半ばと前日の急激な円高進行からやや落ち着きを取り戻しており、序盤の東京市場は買いが先行した。自動車、ハイテクなど輸出株のほか、保険、海運、鉄鋼などが堅調。前日の下げの反動もあるとみられている。ただ一段の円上昇に対する警戒感もあり、利益確定売りなどで上値は限定されるとの声も出ている。

 

 <08:16> 寄り前の板状況、主力輸出株は買い優勢

 市場関係者によると、寄り前の板状況は、円相場の落ち着きなどを背景にトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など主力輸出株は買い優勢となっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)やファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)なども買い優勢。

 また、大手銀行株では、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)が売り買いきっ抗だが、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)は買い優勢となっている。

 (東京 17日 ロイター)

 
写真

新たな収益源に「グラフ検索」

特定のトピックに興味を持つ友人を検索することなどが可能になる新機能は、FBに新たな収益をもたらす可能性があるという。
  記事の全文 | 特集ページ 

注目の商品

2013年 あなたが選ぶ「今年の起こりそうな出来事」
写真
成功のカギは「外交力」

経済減速の下、円安を起点に輸出ドライブをかければ、「近隣窮乏化政策」と批判される恐れも。アベノミクスが成果を出すには「外交力」が求められる。  記事の全文 | 関連記事 

写真

10年前、その初老の男性は厚手の上着のポケットに手を入れ、少し前かがみに歩きながら待ち合わせ場所にやって来た。

外国為替フォーラム

2013年に起こりそうな出来事

2013年に起こりそうな出来事

今年本当に起こりそうなニュースは、次のうちどれだと思いますか。
消費増税凍結
株がリーマンショック前の1万2000円台に
円安進行、ドルが100円超える
日本がTPP交渉不参加を表明
2020年夏季五輪、東京開催が決定
ユーロ圏から初の離脱国
リーマンショックを超える金融危機発生
大飯原発運転停止、再び「原発ゼロ」に
中国が一人っ子政策廃止
地球外生命体が発見される
WBCで日本が3連覇
日銀法が改正
NTTドコモが「iPhone」発売
携帯各社が「ガラケー」生産終了
その他
*統計に基づく世論調査ではありません。