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試験操業ことし初水揚げ

試験操業ことし初水揚げ

原発事故の影響で自粛が続く漁の再開を目指し、相馬市沖でことし初めてとなる試験的な漁が行われ、震災後では初めとなるズワイガニをはじめ2トンあまりが水揚げされました。
福島県沖の試験的な漁は、相馬市の沖合を中心とした水深150メートル以上の海域でタコやイカ、カレイなど13種類の魚種を対象に去年の6月から行われています。ことし初めての出漁となる16日は、未明に出発した20隻の漁船が午後2時半ごろから、次々に相馬市の松川浦漁港に戻りました。港では、震災後では初めてとなるズワイガニ450キロをはじめ、5種類の魚介あわせて2トンあまりが水揚げされ、隣接する市場では地元の漁協などの職員が、カニを大きさごとに分けて重さを量るなど2年ぶりの冬の味覚の水揚げに活気づいていました。
県によりますと、震災前、松川浦漁港でのズワイガニの水揚げは年間およそ200トンと、太平洋側の港では全国で最も多く、首都圏や北陸地方での需要もあったということで、漁協では16日に水揚げされたカニを放射性物質の検査をしたうえで、金沢市や富山市などに出荷することにしています。相馬双葉漁協の南部房幸組合長は「震災と原発事故から2年が過ぎようとしているが、本格的な操業を目指してあきらめずに取り組んでいきたい」と話していました。

01月16日 23時09分

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