道内
暴風雪でJR310本運休 石狩・留萌管内4300戸停電
(01/03 23:41、01/04 16:15 更新)
道内は3日、発達した低気圧が通過し、冬型の気圧配置が強まった影響で日本海側と空知管内北部を中心に暴風雪となった。JRは深川周辺の函館線の除雪が間に合わず、札幌と旭川、網走、稚内を結ぶ特急60本を含む計310本が運休し、Uターンラッシュを直撃した。石狩、留萌管内など5市町では計4300戸が停電した。
札幌管区気象台によると、4日午前0時までの24時間降雪量は留萌市で59センチ、深川市で53センチ。石狩市浜益区では3日午前0時すぎ、最大風速が28・2メートルと観測史上1位を記録し、最大瞬間風速も36・9メートルに達した。旭川市でも午前5時50分すぎに1月の観測史上1位の最大瞬間風速27・3メートルを記録した。
始発から特急の運転を見合わせていた札幌―旭川間のJRは午後5時ごろから運行を再開。旭川発札幌行き4本、札幌発旭川行き4本と札幌発網走行き1本の特急計9本が出発した。旭川発の4本は札幌に到着したが、札幌発の5本は深川周辺の下りの線路の除雪が間に合わなかったため滝川や岩見沢までで部分運休となり札幌に引き返した。高速道路も道央道を中心に通行止めが相次ぎ、札幌―旭川間などの高速バスも終日運休した。
北電によると、市町別の停電戸数は石狩市が2650戸、留萌管内増毛町が990戸などで午後1時半すぎまでにすべて復旧した。石狩市内は浜益のほか花川南など市街地中心部でも未明から午前7時半まで停電した。
札幌管区気象台によると、暴風雪の峠は越えたものの、4日午後6時までの24時間降雪量は空知北部で50センチに達する見込み。
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