法務省、悪質な交通死亡事故に対し罰則を新設する案まとめ
飲酒運転など悪質な交通死亡事故に対して、法務省は、最大で15年の懲役とする罰則を新設する案をまとめた。
悪質な事故の罰則をめぐっては、栃木・鹿沼市で、2011年に児童6人が死亡した交通事故で、持病を隠して運転免許を取得し事故を起こした男に、より刑が重い危険運転致死傷罪ではなく、自動車運転過失致死傷罪が適用されたことをきっかけに、事故に対する厳罰化が求められていた。
法務省は、16日に行われた法制審議会の部会で、飲酒運転や持病の影響で死亡事故を起こした場合、最大で15年の懲役とする罰則を新設する案をまとめた。
また、事故を起こした際に飲酒運転の発覚を免れるため、逃走する行為に対しても、最大で12年の懲役とする罰則も新設するという。