米クライスラーが中国でジープ生産へ、広州汽車集団と提携合意
[デトロイト 15日 ロイター] 米クライスラーは15日、中国の広州汽車集団(601238.SS: 株価, 企業情報, レポート)と同国でのジープ生産に向けた提携で合意したと明らかにした。
広州汽車集団の曾慶洪社長は、デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーのプレスイベントで「クライスラーとの提携に関する覚書に署名した。中国市場にジープを投入をする。研究開発、部品調達、生産の面でクライスラー、フィアットとの提携を強化していく」と述べた。ジープの生産台数など詳細についてはまだ決定していないと語った。
クライスラーのジープ部門最高経営責任者(CEO)を務めるマイク・マンリー氏は15日、ロイター・インサイダーに対し「中国はわれわれにとって大いに可能性がある」と述べ、同国市場に食い込んでいくには現地で生産する必要があるとの見解を示した。
クライスラーは2009年に伊フィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)に買収されるまで、中国でジープを生産していた。現在はSUV(多目的スポーツ車)のジープは全て米国で生産している。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.