母子5
5000万円を騙し取られつつ、目の前に出された200万円を受け取らずに逃げられたYさんの旦那。通常月末に払うべき家賃は、会社都合で月末ではなく10日頃の支払にずれ込んでいた。それでも何とか滞納無く支払いを続けている状況に、「クソバカ正直」なYさんは頑張っているんだろうと思っていた。
以下引用部分はYさん旦那のメール
「お疲れです申し訳ありません。今月は二十日になります。今月だけ申し訳ありませんがその日の支払いでお願いします。来月からは十日で大丈夫ですから。本当に申し訳ありません。」
当初10日としていた支払が、上記のように徐々にずれ込むこととなった。会社都合で給与支払いが遅れているようである。しかし遅れることについて、この「クソバカ正直」と思われた旦那は、必ずといって良いほど連絡をよこした。必ず連絡を寄越すことによって、小生もそれなりにこの男の信用を深めた面はあった。だが会社が厳しいようで、支払は徐々にずれ込んでいった。
「お疲れ様です申し訳ありません。又、日にちが伸びまして25日の支払いになり申し訳ありません。なるべく当日着でお支払いします。来月からは10日に必ず戻すと約束になっていますので、申し訳ありませんが今月宜しくお願いします。仕事変えればいいのですが、歳が歳なので申し訳ありません。宜しくお願いします。」
約束の25日になると…
「お疲れさまです。申し訳ありません。月末にしてくれと、言われて 申し訳ありませんが今月分は月末支払いの、来月分は十日でお願いします。今仲間と違う方向を考えてますので、この先きちんと支払いできるよにしますので宜しくお願いします。」
その月末になると…
「おはようございます申し訳ありません。会社から自社以外の運転手は一時的に解雇になり、金銭的は五日に今までの分を支払うと約束して承諾しました。申し訳ありませんが二ヶ月分必ず振込みますので、(来月)六日着でお願いします。まだ内の奴には話していませんが、十日から●●の運送会社に運転手として働きます。ここならきちんとした 給料が貰えますので、再来月からは決まった日に払えるようにします。申し訳ありませんがこれからは遅れずにしますので、お願いできますか。申し訳ありません。勝手言い方で失礼します。」
会社の経営状態が厳しくなり解雇というのは昨今珍しくないし、仕方のない事情とも思えた。支払い遅延を了承した旨返信すると、
「ありがとうございます。意地でも頑張ります。」
Yさん旦那は新しい勤務先運送会社を探したようである。それがうまくいくかどうか、小生も多少気にはなっていた。翌月6月早々にその結果は連絡が来た。
「お疲れ様です。(新会社の)話し決まりました。申し訳ありませんが、15日でお願いします。午前中に貰えますので、当日着必ずできると 思います。新規の会社は野菜運びますので、夕方から朝方までの仕事内容に決まりした。これで少しは安定できるようになると思います。本当に申し訳ありません。15日は二ヶ月分お支払いしますので、宜しくお願いします。」
これでしばらくは何とかなるように思えた。
(つづく)
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