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中日・高木守道監督(71)が16日、“敵”に塩を送られた。愛知・犬山市の成田山大聖寺で、球団幹部や選手会長の吉見、同書記の堂上直らが毎年恒例の必勝祈願を行ったが、9日にインフルエンザを発症した指揮官は欠席。さらに祈願文を読み上げたのは、阪神のドラフト4位・小豆畑真也捕手(24)=西濃運輸=の実父という異例の光景が繰り広げられた。
合同自主トレの視察に訪れることもできない71歳に、4年連続で勝ち越しているライバル球団・阪神の身内からも心配する声が上がった。この日、祈祷(きとう)を行ったのは小豆畑の父で法教部長心得の照観さん(54)。「(中日監督時代の)星野さんや落合さんの時代から毎年やらせてもらっています」という照観さんは、プロ入りした息子の大願成就を4日に願ったばかり。「高木監督は我々も見て喜ばせていただいているので、早く元気になってほしい」と心配顔。中日の必勝とともに健康も祈ったという。
昨年は、祈願後に即席サイン会を開いてファンを喜ばせた高木監督だが、参加が予定されていたこの日も自宅で静養した。14日から外出許可は出ていたものの、坂井克彦球団社長(68)は「回復に向かってはいますが、保菌者ですし、皆さんに移してもいけないと大事を取った」と説明した。今後は2月1日のキャンプインまで球団の公式行事は予定されていないが、一日も早く元気な姿を見せたいところだ。
◆成田山名古屋別院大聖寺 愛知・犬山市にあり、通称は犬山成田山。千葉・成田市の成田山新勝寺の別院として、1953年に開創された。真言宗智山派の寺院で本尊は不動明王。商売繁盛、家内安全、交通安全などに御利益があるとされている。
(2013年1月17日08時58分 スポーツ報知)