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2011年8月29日 at 9:18 PM

ドイツZDFの福島原発事故報道(修正版)

8月9日に放送された第2ドイツテレビ「ZDF」の「フロンタール21」シリーズ福島原発事故報道の日本語字幕付き動画の紹介です。日本での報道との違いが良く分かる映像です。

オリジナル版は福島中央テレビさんによる原発爆発シーン(約2秒程度)の著作権侵害の申し立てによりYouTubeから削除されつつありますが、本バージョンは爆発シーンはカットされ、翻訳も修整されています。原発爆発シーンの著作権については、こちらでもZDFに問合わせしたところ、当初ZDFからの回答で「福島中央テレビさんの指摘は正しいようでZDF側内部のミスによって生じたものであるとのことでした。」とお伝えいたしましたが、その後のZDFの内部調査で「爆発シーンの映像は合法的に購入をしたことが分かった。」と連絡をいただきました。ZDFとしては福島中央テレビさんと協議されるそうです。

翻訳の修正箇所:5万3千ベクレル→3万5千ベクレル、20mSv/時→20mSv/年、福島大学→福島の大学

(スタッフ)



13 Comments

  1. 凄いね~。平気で隠し続けてるんだから。 
    原発 東電 それに関わる所全てが嘘になる。 
    嘘を言い続けると解るもの。
    特に近くの人は判るはず。 
    大沢さんありがとうございます。

  2. 笠井 清貴 says:

    2011年 8月30日7時30分。私は40代の一人の男です。私は私がやれることを行動していきます。人はいずれ死にます。怒り、悲しみをつぶやいているいる時は過ぎました。死が訪れるまでやれることをやるだけです。

  3. 吉井富夫 says:

    僕は25年前 関西電力栗部川電力所と神通川電力所保線課にいました。
    仕事で失敗し感電し病院に入り会社をやめそして入退院しながら病気と闘い25年ものすごく頑張り仕事してきました。
    中学校卒業し関電学園へ行き今間まで30年間頑張ってお釈迦様の道を通ってきました。
    福島原発の事故があったあと放射能汚染をのがれ原発の近くにいたおばあちゃんたち体育館へ行きものすごく寒いなか僕の義捐金でパンを食べどうにか飢えしのんだのですね。
    おばちゃんたち2000円あげたし御利益として石川県の瀬女高原スキー学校に入れ正指導員までの資格とテクニカルプライズ、クラウンプライズの資格を取らせてください。
    たのむね福島原発事故からのがれ体育館にいるおばあちゃんたち。

  4. 堪忍袋の尾が切れた、技術者として
    事故当初から、
    「原発村には値に謙虚なProf.が居ないな」と、不安は抱えていたが・・・
     
    煽てられる官僚、それに群がるハイエナのようなメーカー。そのハイエナから、
    すこしばかりの施しを受ける政治家、そして、その構造に生きる私
    残念だが、この国の社会構造は本当に腐ていたと確信した。

    でも、手も足もでない。悔しい、奴らは有能だ。そう、奴らは有能。

  5. この動画の削除について本日ZDFにメール問合せたところ、次のような回答をいただきました。本文(英語)は公開してよいかわからないので、原文をできるだけ直訳するようにして一部原文を併記しました。

    「福島中央テレビによる著作権申し立てにはまったく政治的なものはありません(“is not purely politic”)。ZDFには原発建屋の爆発シーンの著作権を明確にしなかった誤りがあったかもしれません(“ZDF may have made a mistake”)。現在、その問題を調査中であり、できるだけ早く福島中央テレビとの案件を解決したいと思います。先方の申し立ては適正であり、政府との共謀(“not government conspiracy”)ではなさそうです。」

    ほかにドイツ国民の原発による世論の変化と今後も独立の消費者グループと非政府系組織から信頼できる情報を得たほうがよい(“turn to respected independent consumer groups and non-governmental organisations”)とのアドバイスが記されてありました。必要なら追って詳細をアップします。

  6. 東京在住の4歳児の母親です。
    原発爆発後身の危険を感じずにはいられなくて、
    16日から4月中旬まで実家へ(南)に避難していました。
    「ただちに健康に~」という報道、
    原発の映像があまりにも少ないという事にも違和感を感じ
    「混乱を招かないよう事実を隠している」のでは?という疑念からです。

    当時私たち家族3人とも鼻・喉・気管系統の調子が悪く
    すぐ病院にかかりました。いつもすぐ効くはずのアレルギーの薬はきかず、3日目にようやく回復しました。
    今思うと確実に放射線にさらされていたんだ。。。と実感。

    改めて政府の後手後手の報道に、嫌悪感を感じ、
    避難するもしないももう各々で判断するしかない。
    国がこの現状を明らかにし、責任をとってくれるのにどれだけ待てばいいのでしょうか?
    その間も刻々と汚染されている。
    福島、茨木、栃木、、、、静岡、、、東京は?危険に決まっている。
    「ただちに~」ではないにしろ、長期に渡ってじわじわと汚染される。
    家族を守ることも後手後手に回してしまっていいのか?

    関東を離れようと計画しています。

    愛する娘を被ばくさせるわけにいかない!
    私たちも健康でなくなったら、娘はどうなるのだろう?

    このご時世、目に見えないから他人事のように思っている人々が
    曖昧な報道を許してしまっているように思えます。

    もう自己判断で行動するしかないんです。

    どうか福島の小さなお子さん達を一刻も早く遠くに連れ出してください。
    現実を受け入れるしか道はありません。

  7. 今回のドイツZDFの福島原発事故報道(修正版)につきまして『8月26日に放送された…』としてありますが、ZDF/Frontal21・Die Folgen von Fukushima のアーカイブ http://bit.ly/oR24kl では8/9の放送になっております。ご確認ください。

  8. jun_goroさん
    確認いたしました。確かに8月9日でした。修整させていただきました。ご指摘ありがとうございました。スタッフ

  9. 映像の7分頃の日本語字幕の数字が二桁も違っていると思われますが、これもZDFが付け加えたものでしょうか??
    『自宅で90μSV/h、9日間でドイツ原発作業員の年間許容量に達する数値』というのは事故直後だとしてもあり得ない数字であり0.9μSV/hの誤りだと思われます。

  10. 9.norinoriさんもコメントされている、このシーンでは、計測器は90μSV/hを示しているように見えますが、計測器を地面に直接置いており、これは正しい計測の仕方ではないと思われます(ガイガーカウンターだと思われるので)。
    また、農作物の計測については、いつ収穫したものを測っているのかを明確にしてほしいと思います。

    そして、二本松農園ブログ(http://nihonmatufarm.blog65.fc2.com/blog-entry-306.html)に書かれていることも、無視できないのではないかと思います。

    日本での報道との違い、という点は理解できますが、ずいぶん大雑把な報道だという感じも拭えません。

  11. norinori さん
    ご指摘ありがとうございます。確認をしてみましたが訳自体は合っているようです。

    no_lla さん
    ご指摘ありがとうございます。ガイガーカウンターの計り方への指摘をされていらっしゃる方は他にもいらっしゃるようです。ご指摘の通りドイツ国民向けの報道なので多少センセーショナルな点は否めないかと思います。ただ重要なことは日本では報道の多様性が欠如しているという点を理解するには非常に良い報道ではないかと思います。

  12. ドイツに住んで31年、こちらのジャーナリズムに疑問を持ち、どくに海外ドキュメントの偽造にうんざりしているので日本に関する報道は最近見ないことにしていましたが、インターネットで日本でこの番組が話題になっているようなのでZDFのホームページでオリジナルを見ました。
    一見するといかにも批判的で、政府や東電を攻撃しているかのようですが、これはドイツの保守的な聴衆におもねり、いかに日本が非文明的であるかをいう目的であると思います。私は日本政府を弁護する気は毛頭ありません。ただ政治的に右よりのZDFという放送局の番組の作り方と信憑性に疑問があるのです。
    たとえば9千ベクレルのしいたけのシーンをよくみると、4月に伊達市で採取されたものと言うことがレベルから読み取られます。ただそれが路地物かはハウス物かわかりません。ハウス栽培で7月15日に1770ベクレルが出たと公表されているわけで、(http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY201107160002.html)本当に批判的な報道であるならば、これと比較しコメントするべきであり、またドイツではチェルノビルの10年後にミュンヘンの市場で、東欧から輸入されたきのこが7千ベクレルから1万2千ベクレルあることが、(http://umweltinstitut.org/radioaktivitat/20-jahre-tschernobyl/eu-grenzwerte-und-radioaktive-belastung-von-lebensmitteln-69.html)抜き打ち検査でわかったことも比較として言及しなくてはいけないと思います。
    また番組内でインタビューされた農家の方も作付けが許されていたのか、そのときの土壌汚染がどのくらいだったのかも言及していません。やらせとは思いませんが、疑問がたくさん残りました。
    最後に日本が文明国でないというのは主観であり自由ですが、放射性に関してはEUはもっと文明国でないことも指摘する必要があります。食品の放射性についてドイツでEUと日本を比較して報道したのはTAZぐらいです。(http://www.taz.de/!68225/)
    震災、原発の被害を受けた方々の苦しみは、はかりしれません。だからこそ日本で、しっかりしたジャーナリズムが生まれることを願っています。

  13. 緒方勝之 says:

     原発事故発生当初より、政府及び東電の杜撰さには強い不信と怒りを覚えていました。今日9/12に地元札幌のFM放送の中でこのZDFのことを知り早速帰宅後ネットを開いてみたわけです。外国専門家の方がおっしゃる通り、これを持って国家犯罪と言わずに他何と言うのでしょうか。
     ついこの間まで、中国の農薬が怖いだの、北の原子炉が危険だのとのたまっていた日本が実は世界で最も危険で無責任な国家体制であったのです。思えばこの日本という国は戦後から換算しても実に数え切れない犯罪を自国民に犯し続けて来ました。大きく見ても森永ヒ素ミルク事件、ミドリ十字HIV事件、C型肝炎etcです。
     そこに来て、原発増税だの健康推進のためのたばこ¥700論議と、もはや馬鹿に付ける薬のない状態に陥っています。
     私の知る限りにおいて、この国の信頼は世界の中でゼロに至りました。それどころか原発対策に対してはとても危険視されています。

     マスコミもここに至ってはもはやマスコミや報道とは呼びません!
    いいえそう呼んではいけないのです。なぜなら事実を伝えると言うマスコミの精神を完全に踏みにじりました。これは北と同じ民族統制です。シビリアンコントロール等と呼んでもこれも当たりません、全国民に対する絶対責任が背景として感じられません。外国人専門家団体の言う通り今回の原発報道は国内海外に対する国家ぐるみの隠蔽行為そのものです。

    日本の近隣諸国はじめアメリカもヨーロッパも今の日本やこれからの日本に大変失望しています。あれほど優秀で責任感の強い日本人がここまで堕落し無責任に徹しているからです、自国民を救済できない政府、役所や国家システムが世界の危機を回避出来るわけがないからです。

    旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の方が現在の東電福島原発の放射能事故
    より遙かに地域住民に手厚い対応を施していたことと、今後のこの事故による死傷者数は人類史上最悪になると国際機関で纏められた事を思いますと、私はもう二度とこの国に産まれたくない!いや自分さえ良ければ他人はどうでもよいと言う国家体制の国民にはなりたくないと痛感します。

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