/news_meta/abc/20130117130116s1-knhn-l.asx

東日本大震災で発生したがれきの本格焼却を前に、大阪府と市が、住民を対象に最後の説明会を開きました。住民からは、「まだ説明が不十分」といった意見が相次ぎました。

１６日夜、此花区で開かれた「震災がれき」の本格焼却についての説明会には、大阪市民およそ１８０人が出席しました。大阪市は去年１１月にがれきの試験焼却を実施。大阪府と市の安全基準を超える放射性物質は検出されませんでした。「安全性に問題はない」と理解を求める府と市に対し、参加者からは、「何度も同じ会場で、同じ説明ばかりしているのはどういうことか。なぜ橋下さんと松井さんが来ないのか。これは此花区民をばかにしている」などと、これまでの説明会同様、抗議の声が相次ぎました。住民の反発が根強い中、大阪市は来月１日にも舞洲工場で本格焼却を始める予定で、最終的には３万６０００トンのがれきを受け入れます。