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2013年1月16日(水) 東奥日報 ニュース



■ 棟方志功の緞帳を取り外し/弘前

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写真
緞帳をつり下げているワイヤを切る作業員
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 青森市出身の板画家棟方志功が手掛けた弘前市民会館の緞帳(どんちょう)をリニューアルするため、緞帳の取り外し作業が16日、同館で行われた。取り外された緞帳は京都に運ばれ、約10カ月かけて完成当時の姿に復元される。

 緞帳「御鷹揚げの妃々達々(おんたかあげのひひたちたち)」は縦8メートル、横16メートル、重さ約800キロの西陣本綴織(にしじんほんつづれおり)。1964年の開館以来使われてきたが、老朽化で色彩がくすみ、落下の危険もあるため、完成当時の色彩を再現して作り直すことになった。

 この日は、緞帳をつり下げていたワイヤを切って舞台上に降ろした後、ブルーシートの上に広げ、10人ほどの作業員らが力を合わせて緞帳を巻いた。トラックに積み込み、京都に向けて出発した。

 京都では現在の緞帳に使われている糸の素材や色彩を分析し、伝統工芸士らが99%の復元率で新たな緞帳を完成させる。現在の緞帳は、一部をタペストリーとして残すほかは裁断処分される。

 復元を手掛ける京都・川島織物セルコンの石川勝満美術工芸営業部長は「青森が生んだ棟方志功の作品を復元新調できることを誇りに思う。立派な物を作ってお披露目したい」と意気込んだ。作業を見守った同館の田村嘉基館長は「この緞帳の姿を見るのは最後。半分寂しいが、復元されて戻ってくるのが楽しみ」と話していた。

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