子供を褒めるときに絶対にしてはならない、たった1つの逆効果な褒め方
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子供は褒めて伸ばしてあげる。なんて世間一般では良く聞きます。
子供を持つお父さん、お母さんは一度は聞いたことがあるでしょうし、実践されている方も多いかと思います。
僕はなかなか実践・・・となると、「このクソガキャー」と言いたくなるのを何度こらえて、一体どこを褒めたらいいだよ・・・なんてビールを飲みながら嘆く日々が続いていたわけですが、最近になって色々、気づくところもあり、こうして記事にしてみました。
さてどうでもいい前置は置いておくとして、「褒める」ことが、子供の将来にとって逆効果になることがあるそうです。
どうして子供を褒めるのがいいの?
もともと子供褒めて育てるのがオススメされる理由は「自信をつけさせる」事にあります。
マイナスの発言はせずに、なんでも出来たことをちゃんと褒めてあげることで、子供は自分のやっていることに自信を持って取り組めるようになります。
だからここは逆に叱って伸ばそうなんて・・・下手なことはする必要は無いわけです。
お父さん、お母さんは子供のいいところを見つけて、どんどん褒めてあげましょう。
でもちょっと考えてみてください。
褒めるときに「どんな褒め方」をしていますか?また「何を褒めていますか?」
こんな褒め方は逆効果に!
褒め方によっては褒めることが逆効果になってしまうことが実験に明らかになっています。
実験はアメリカのコロンビア大学で行われました。
不特定多数の子供たちを400人以上集めて、知能テストを行ったそうです。子供たちには知能テストの実際の採点結果は教えずに、80%正解できたと伝えたそうです。
まず2つのグループに子供たちを分けて
1.第1グループにはこんなに問題が解けたのは「本当に頭がいい」証拠だと話した。
2.第2グループには何も言わなかった。
■実験
この2つのグループに次の課題を与える。2つある課題のうち1つを選ばなければならない。
課題1・・・非常に難しく解けない可能性もある。反面、やりがいがあり、新しいことを学べる。
課題2・・・簡単でスラスラ解ける。反面、学びはない。
■結果
頭がいいと褒められた子供は65%が簡単な課題を選んだ
褒められなかった子供は45%が簡単な課題を選んだ
頭がいいと褒められた子供は困難に立ち向かうのを避け、やさしい方を選ぶ傾向が強かった。
この後も実験は続いたのですが、褒められた子はいい結果がでませんでした。実験について詳しくはその科学が成功を決めるに書かれています。
なぜこのような結果になったのでしょうか。
頭がいいと褒められた子供は、気分はよくなるが、同時に失敗を恐れるようになる。成功しなかったら格好が悪いと考え、むずかしい問題への挑戦を避ける。
しかも頭がいいと言われた場合、自分はがんばらなくてもよくできると思いがちである。そのため必要な努力をしなくなり、結果として余計失敗する割合が高くなる。
そして不幸にして実際に悪い成績をとると、子供は完全にヤル気を無くし、無力感に襲われる。
その科学が成功を決める![]()
子供が失敗を恐れるようになり、チャレンジする気をなくしてしまう。
これだけ、クリエイティブになれ!とかイノベーションを起こせ!世界を変えるアイデアを!なんて叫ばれている昨今。将来的にはさらにクリエイティブな人材が必要になるだろうに、親の褒め方一つで、失敗を恐れ、チャレンジ精神を無くした子供になってしまうなんて・・・想像したくもない。
ということで褒めるときには以下のポイントに気をつけましょう。
子供を褒める3つのポイント
1.結果ではなく、そのプロセス、努力を褒めるようにしましょう。
努力を褒められた子供は、結果がどうなろうと恐れずにやってみようと思うようになります。
新しいことを始めて挑戦するした時は、いつもにも増して褒めてあげるといいでしょう。
2.子供自身に「頑張ったことを明確に思い出させる」ような質問をする
新しいことに挑戦したあとは、「これやってみたんだ!凄いね。どうしてやってみようと思ったの?」こんな質問を投げかけたら得意満面で答えてくれると思います。
3.行動を褒めよう
言い換えると具体的に褒めてあげましょう。ということです。
頑張ったね。偉かったね。ではなく、〇〇を頑張ったね。〇〇をして偉かったね。といった具合です。
こうして努力を褒められた子供は、ヤル気が高まり、努力を惜しまず、困難に直面してもくじけななくなるそうです。
これらの3つのポイントは何も子供だけに効果的なわけではありません。会社で部下や同僚を褒めるときでも使えますからちょっと意識してみるといいと思います。
ん?ちょっと待てよ?ってことはライバルがいるときには、そのライバルの結果をほ・・・ダメーーー!!絶対ダメーーー!
その科学が成功を決める
文庫: 350ページ
出版社: 文藝春秋 (2012/9/4)
言語 日本語
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