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【スポーツ】

四元 帰ってきた 2年ぶり全日本 残念 四元ショー1着で終わり

2013年1月17日 紙面から

自慢のファッションで2年ぶりに登場したが四元だったが女子ダブルス1回戦で敗れた=国立代々木競技場で(沢田将人撮影)

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◇卓球全日本選手権<第2日>

 2年ぶりの晴れ舞台は、初戦敗退でお披露目1着止まり−。全日本選手権第2日は16日、東京・国立代々木競技場で女子シングルス1回戦などを行い、コスプレ卓球選手の四元奈生美(34)=東京アート=は女子ダブルス1回戦に吉田光希(28)=Dr.cas1=とのペアで出場したが、遠藤彩樺、熊谷亜美(福島・桜の聖母学院高)組に7−11、12−10、9−11、8−11で敗れた。女子シングルスでは伊藤美誠(豊田町スポーツ少年団)、平野美宇(ミキハウスJSC山梨)の小学6年勢がともに初戦を突破。混合ダブルスの吉村真晴(19)=愛知工大=、石川佳純(19)=全農=組は4回戦に進出した。

 白いダウンコートを羽織り、フードまでスッポリかぶって、2年ぶりに全日本の舞台に帰ってきた四元。じらしてじらして、やっと見せたユニホームは、7色のネクタイ柄が描かれた黄色いシャツと黒い短パン。「ぐっさん(お笑い芸人の山口智充)がデザインしてくれた、こんなのがあったらいいなというユニホーム」。かくして、四元ファッションショーの第2幕が上がった。

 だが、いざ試合になると出産のブランクは大きかった。「思ったより全然動かなくて、足に鉛が入っているみたいでビックリした」。いきなり3球連続ネットに引っかける苦しい出だし。結局高校生ペア相手に1ゲームを奪うのがやっと。わずか30分あまりで“ショー”は閉幕した。

 それでもミニハットの髪留めをした、自称卓球界のジャンヌ・ダルクの表情は明るかった。「今までより卓球ができる喜びを感じているし、ママさんアスリートとして少しでも勝てるよう頑張りたい」。2011年4月にビーチバレーアジア大会代表の井上真弥(30)と結婚し、同年11月には長男の大獅君を出産。私生活の充実ぶりが新たなモチベーションになっている。

 今後の目標については「ママでも楽しくファッショナブルに、そして子どもが大きくなったら混合ダブルスを一緒にやりたい」と、チョウをかたどった付けまつげをした目を輝かせた。卓球界の革命児は、今年も会場を華やかに彩った。 (川村庸介)

 

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