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【サッカー】

本田 スペイン合宿へ出発 異競技交流でつかんだ種咲かせる

2013年1月17日 紙面から

モノトーンのファッションで、チームのスペインキャンプに向け出発するCSKAモスクワの本田=成田空港で(斉藤直己撮影)

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 日本代表MF本田圭佑(26)が16日、所属するロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワが合宿を行うスペインに向け、成田空港から出発した。同リーグは冬季の中断期間中で3月に再開する。国内での自主トレでは、マラソン選手と異競技間交流した。他競技の一流から強烈な刺激を受け、「サッカーに応用がきかないことは、人生にはない」と語った。独特の感性を持つ日本のエースは、2013年も我が道を突き進む。

 本田の肌は日焼けし、表情には充実の色を浮かべていた。3月のリーグ戦再開に向け、沖縄県石垣島で自主トレを敢行。2009年東京マラソンで優勝したサリム・キプサング、11年大阪マラソン優勝のエリジャ・サングのケニア勢とのトレーニングで、進化の種をつかんだ。

 「面白いことをやれたなと思いますね。みなさんの想像を絶すると思いますよ。42キロを(1キロ)3分で走り続ける人たちはすごい。尋常じゃないですね。サッカー選手なら1キロついていけるかの問題ですから。それを42キロ引き続きやっているのですから」

 一流のマラソン選手は100メートル18秒のスピードを2時間以上維持する。その理論、技術は1試合90分間のサッカーにも転用できる。日本代表DF長友(インテル)も、FC東京時代に土斐崎フィジカルコーチから陸上流の走法を学び、底無しのスタミナと試合終盤も衰えないスピードを手に入れた。本田もほおを緩ませて言う。

 「サッカーに応用がきかないことは、人生にはない」

 独特の感性、視点を持つ異端児であり開拓者でもある本田は、他競技から強烈な刺激を受けた。限界を超え続ける−。「収穫があるかどうかはこれからでしょう」。種は得た。後は、2013年の本田ロードで満開の花を咲かせるだけだ。 (占部哲也)

 

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