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【プロ野球】

大谷 三刀流 サインも磨く

2013年1月17日 紙面から

自主トレ後、大勢のファンにサインをする日本ハムの大谷=千葉県鎌ケ谷市の日本ハムファイターズ勇翔寮で(武藤健一撮影)

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 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東高=が16日、サインでも一流を目指すことを誓った。「ファンサービスもしっかりやりたい。サインの練習します」。練習するサインとは、チーム戦術伝達のためのサインではない。短時間に1人でも多くのファンのサイン要求に応えられるよう練習するというのだ。

 新人合同自主トレが行われている千葉県鎌ケ谷市の勇翔寮前には、話題の二刀流ルーキーのサインを求め、連日長蛇の列ができる。さらに新人は毎朝講義を受けており、この日のテーマが「プロ野球選手の仕事は、人の心を動かすこと」だったそうだ。「サインだけじゃなくファンと会話もしていきたい」。あらためてファンサービスに目覚めた様子だ。

 ちなみにこの日は約80人にサインするのに30分間もかかった。東北出身の大谷は「寒さは気にならない。大丈夫」と言うが、雪が残る寒空の下、トレーニングウエア姿のままサインを続けた。その様子を見ていた球団広報は体を壊さないかと心配顔だ。

 大谷のサインは、プロ用にと考え昨年末から使いはじめた。今は1枚書くのに10秒近くかかる。もっと速く書ける簡略化サインを新たに作る提案もあった。だが、大谷は「これじゃないとキレイに書けないので、とりあえず今のをもっと練習します」と、自分の腕を上げる方を選んだ。ファンのために出来栄えを優先する大物ルーキー。量も質も高めるために、ペンにも磨きをかける。 (竹村和佳子)

 

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