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東電石炭火力「心痛む」 石原環境相が懸念表明
2013.1.15 14:16
石原伸晃環境相は15日の閣議後の記者会見で、東京電力が石炭火力とみられる火力発電の入札を2月に予定していることについて、二酸化炭素(CO2)の排出増につながることから「非常に心を痛めている」と懸念を表明した。
石原環境相は、石炭火力発電は技術の進歩で有害物質の排出が減り、コストが低いことに理解を示した一方で、「CO2の削減には非常にネガティブな発電装置だ」と指摘。「これから決める新しい(温室効果ガス排出削減の)数値目標が大変厳しいものになってしまう。それで本当にいいのか」と述べ、地球温暖化対策や国際交渉に悪影響がある恐れを示した。
東電の事業計画では、平成31~33年度に新たに計260万キロワットの電源を確保するため、入札で他の事業者が造る火力発電所から電力を購入する。
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