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震災がれき処理、北九州市の協力に感謝

北橋・北九州市長(左)にがれきの焼却処理の打ち切りと謝意を伝え握手する宮城県の若生副知事(10日午後、北九州市役所で)

 宮城県が北九州市へのがれき焼却処理の委託を3月末で打ち切る方針を決めた10日、同県の若生(わこう)正博副知事が同市役所を訪れ、北橋健治市長に「いち早く協力の手を差し伸べてくれた」と謝辞を述べた。

 若生副知事は、可燃がれきの総量が当初の想定を下回った理由を、〈1〉解体を予定していた被災家屋のうち、一部が改修可能だった〈2〉がれきの一部が腐敗して焼却の必要がなくなった〈3〉災害廃棄物の山の下部のほとんどは、処理が不要な土砂だった――などと説明した。

 若生副知事は、北九州市にがれきを搬送している石巻市内の仮置き場の写真を示し、「復興は進んだ。北九州市民の厚情にこたえるためにも、今後も全力を尽くしたい」と述べた。

 北橋市長は「受け入れが復興につながったということで、うれしく思っている。(3月まで市で)安全、確実に処理をさせていただきたい」と応じた。

2013年1月11日  読売新聞)
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