元毎日新聞記者の男、ストーカー容疑で逮捕

　宮城県警は１６日、知人女性の職場に女性を誹謗中傷する内容の電話をかけたとして、ストーカー規制法違反容疑で、元毎日新聞記者の無職平元英治容疑者（４１）を逮捕した。

　逮捕容疑は、昨年１２月４～６日、東京都内の公衆電話から、仕事で知り合った２０代の女性会社員の仕事先に複数回、女性を誹謗中傷する内容の電話をかけた疑い。

　県警によると、平元容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。

　女性は昨年７月ごろ、職場などに無言電話や意味不明のファクスがあったため県警に相談し、昨年秋に県警が同法に基づき、平元容疑者に口頭で警告していた。

　毎日新聞社社長室によると、平元容疑者は２０１１年４月から昨年４月まで毎日新聞仙台支局に所属。東京本社に勤務していた昨年９月、社内調査の結果を受けて解雇された。同室は「元社員が逮捕されたことは極めて遺憾。被害者の方に深くおわびする」とのコメントを出した。（共同）