［事件］嘘の介護施設建設話持ちかける　毎日新聞販売員、詐欺容疑で逮捕　奈良　（2013.1.15 19:43）

　嘘の介護施設建設話を持ちかけ現金３００万円を詐取したとして、奈良県警田原本署は１５日、詐欺の疑いで、同県大和郡山市南郡山町の毎日新聞販売所従業員、秋西克彦容疑者（５４）を逮捕した。「だますつもりはなく、返すつもりだった」と容疑を否認しているという。

　逮捕容疑は平成２３年２月６日、同県三宅町の食料品店主の女性（６７）に「すぐに工事業者へ４千万円を払わなければならない。不足分の３百万円を貸してほしい」と持ちかけ、同８日にだまし取ったとしている。

　同署によると、女性は秋西容疑者に施設用の土地を貸す約束をしていたが、秋西容疑者が金を返さず、建設計画も進まないため、昨年１１月、同署に被害届を提出していた。

　毎日新聞大阪本社代表室は「弊社の取引先である販売店の従業員が逮捕されたことは誠に遺憾」とコメントした。