国際自殺が戦死者上回る 米兵、昨年過去最悪に2013.1.16 15:44

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自殺が戦死者上回る 米兵、昨年過去最悪に

2013.1.16 15:44

 15日付の米紙ワシントン・ポストは、昨年自殺した現役米兵が349人と過去最多を記録し、アフガニスタンでの昨年の戦死者(229人)を上回ったと報じた。

 国防総省は2001年から自殺者の集計を開始。06年から増え始め、09年に310人となった後に減少したが、昨年再び急増した。

 イラクとアフガンに派遣された兵士が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんで自殺するケースが多発。米軍は多数の専門家を雇用し、兵士の精神衛生問題を研究するなど対策を進めている。

 しかし依然自殺を止められないことに、国防総省報道官は「深く懸念しており、省が直面している最も緊急の課題の一つ」と危機感を示している。

 昨年の自殺者は、陸軍が前年比14%増の182人、海軍が同15%増の60人、空軍が同16%増の59人、海兵隊が同50%増の48人と軒並み増えている。(共同)

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