国際【から(韓)くに便り】ソウル駐在特別記者・黒田勝弘 中国は韓国の富士山+(1/3ページ)(2013.1.16 03:26

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【から(韓)くに便り】
ソウル駐在特別記者・黒田勝弘 中国は韓国の富士山

2013.1.16 03:26 (1/3ページ)韓国

 朴槿恵(パク・クネ)・次期大統領が各国からの特使に会うのに忙しい。先日、中国からの張志軍特使(外務次官)に会った際、張特使が韓国語で新年のあいさつをしたのに対し、朴氏が中国語で「新年快楽!」と応じたことが話題になっている。

 その席で張特使はさらに朴氏を「中国で人気が高く、中国語で対話を交わすことのできる友人と思っている」と持ち上げた。

 彼女は年始にまず、日本の額賀福志郎特使(日韓議連幹事長)と会った際、日本語をしゃべったという話はない。日本語もできるはずだが、知っていてもしゃべれないのが日韓関係の切ないところだ。それでも額賀特使の方からまず「アンニョン(安寧)ハシムニカ?」とか「チュッカ(祝賀)ハムニダ!」などと韓国語であいさつしておれば、日本語が返ってきたかもしれない。

 この日中外交戦(?)は、余裕と親近感の外交パフォーマンスという意味で中国の勝ちかもしれない。

 朴槿恵・次期大統領は実は意外に“中国通”だ。政治家として2001年以来、中国を4回も公式訪問している。習近平・共産党総書記とは浙江省党書記だった05年当時、韓国訪問の際、昼食を共にしながら2時間、会っている。

 中国語の勉強もそうで、今や会話ができるほどの腕前という。政治家・朴槿恵の隅に置けない先見の明というか、日ごろの精進がここにきて実を結びつつあるということか。

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