国際【アルジェリア邦人拘束】仏、マリ地上戦に着手 武装勢力は報復を宣言   +(1/2ページ)(2013.1.17 01:05

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【アルジェリア邦人拘束】
仏、マリ地上戦に着手 武装勢力は報復を宣言   

2013.1.17 01:05 (1/2ページ)
14日、マリ・バマコのマリ軍基地を歩くフランス軍兵士(ロイター=共同)

14日、マリ・バマコのマリ軍基地を歩くフランス軍兵士(ロイター=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】アフリカ西部マリに軍事介入したフランス軍は16日、イスラム過激派武装勢力掃討のため、地上作戦に着手した。一部都市では仏軍地上部隊が武装勢力と交戦を始めたもようだ。従来は空爆による支援が中心だったが、武装勢力の強い反攻を受け、地上からの攻撃に踏み切った。仏による軍事介入とアルジェリアでの日本人を含む外国人拘束事件との関連も指摘されており、国際社会は過激派による報復という脅威にもさらされている。

 フランス通信(AFP)は16日、中部ディアバリで仏軍地上部隊とマリ国軍が武装勢力と交戦に入ったと報じた。15日には首都バマコから仏軍武装車両約30台が北方に向かって出発したとされる。地上作戦の目的は、武装勢力が14日に占拠したディアバリの奪回のほか、中部の要衝コナに残存する武装勢力の掃討などにあるとみられる。

 仏軍は11日の軍事介入開始後、過激派が制圧する北部の拠点都市へ空爆範囲を拡大。コナを奪還し、首都バマコのある南部への攻勢をおおむね食い止めていた。

 だが、バマコに近いディアバリには西隣のモーリタニア方面から仏軍の裏をかくように武装勢力が侵入。コナも制圧しきれていないことが判明した。北部のある街では空爆前に武装勢力が退避していたとの情報もあり、作戦の困難さが浮き彫りになりつつある。

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