ここから本文エリア ナニワの政(まつり)
新市長に聞く! 神谷昇・泉大津市長2012年10月31日 ――連続無投票当選で3期目に入りました。 この8年間、人件費の約3割カットなどの改革を進める一方、命を大切にするという観点から、医者不足の中で市立病院地域周産期母子医療センターを立ち上げた。そうした取り組みが評価されたから対立候補が出なかったのだと思う。 ――公約の中で最優先で取り組むのは。 小中学校の耐震化100%。残っているのは小学校1校で、老朽化した校舎の新築準備を進めている。 ――「公共施設の耐震化推進」を公約に掲げたが、学校を含む公共施設111棟の耐震化率は4月現在で68%。市役所も未対策で一部の市営住宅は耐震診断もしていない。 市役所の耐震補強工事は補正予算を組んで今年度中に発注したい。耐震診断は一気にすべてはできないので、老朽化したところから早く進め、耐震化計画を早急に立てたい。任期中に公共施設の耐震診断は100%実施し、耐震化率も8割を超えたい。 ――公約の「新エネルギー政策の推進」とは具体的には。 主には太陽光発電の普及促進です。昨年3月の東日本大震災以来、市民の関心が高まっている。市は戸建て住宅に対し太陽光発電システムの設置補助金を出しており、今年3月末までに400戸に達した。今年度の目標は100戸増の500戸、任期中には千戸を達成したい。 ――孤独死セーフティーネットづくりは、どう進めるのか。 ひとり住まいの高齢者は市内に3千人以上いる。この方たちが安心して暮らせるよう力を入れる。集会所は任期中に少なくとも半数は建て替えて耐震化し、高齢者をはじめ地域の方が集まりやすいようにしたい。 ――具体的には。 たとえば市職員が2週間に1回くらい集会所に出向いて「高齢者なんでも相談」を開いたり、介護予防の体操教室をすべての集会所で開いたり。ずっと家に閉じこもっていると元気もなくなるから、魅力のある集会所をつくって足を運んでいただく。それが安否確認にもつながる。 いろんな事情で集会所に来られない方には、食事を届ける市の配食サービス事業を通じた安否確認を考えている。昨年度の利用者は124人だが、千人くらいの方が利用できるよう、システムを再構築したい。 《主な公約》 ◇ 「新市長に聞く」は随時掲載します。
マイタウン大阪
|
ここから広告です 広告終わり ここから広告です 広告終わり |