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義家政務官「体罰ではなく暴力だ」 自殺の事実解明指示

写真:体罰問題で、大阪市教委のメンバーらと面会する文科省の義家弘介政務官(右端)=15日午前、大阪市役所拡大体罰問題で、大阪市教委のメンバーらと面会する文科省の義家弘介政務官(右端)=15日午前、大阪市役所

写真:体罰問題で、大阪市教委のメンバーらと面会する文科省の義家弘介政務官(中央)=15日午前、大阪市役所拡大体罰問題で、大阪市教委のメンバーらと面会する文科省の義家弘介政務官(中央)=15日午前、大阪市役所

 大阪市立桜宮(さくらのみや)高校のバスケットボール部主将の2年男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、文部科学省の義家弘介政務官が15日午前に大阪市役所を訪れ、市教委委員長らと面会して事実解明を直接指導した。

 義家政務官は会談の冒頭、橋下徹市長が12日に遺族を弔問した際に「行政の責任」と伝えたことを引き合いに出し、「私は同時に『教育の無責任』だと思う。安易に体罰という言葉が使われているが、これは継続的、日常的に行われた身体的、精神的暴力だ」と述べ、教育上の体罰とは性格の異なる問題だと指摘した。

 その後、生徒が自殺に至る経緯や市教委の認識などを一つひとつ確認。1時間以上に及ぶ会談の終了後、義家政務官は「そもそも体罰は法律で禁止されている」とことわったうえで、教育的な目的から、ミスをしたらコートを10周しろというのは「ありうる体罰」ではないかと指摘。「だが、気合を入れるために平手打ちするなんて異常だ。街の中なら110番通報される。社会と学校があまりにもかけ離れている」と述べた。

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