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	| 立ち読み | 
      
        | 1月24日号 |  |  |    
	
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   |  | 4グループが腐し合いを始めた「維新の会」 
  安倍晋三総理の動きは速かった。11日、大阪に橋下徹・日本維新の会代表代行らを訪ねたのだ。
 「全ては『ねじれ解消』のため。自公以外の勢力分断こそが、参院選での勝利への近道ですから」
 と、政治部デスクが解説する。
 「石原(慎太郎)さん中心の維新東軍は自民党といつでも連携できるでしょう。が、維新西軍の橋下一派は、むしろみんなの党と肌が合う。総理の狙いは、みんなと維新西軍の共闘阻止です」(同)
 その一方で、維新内部の対立は深刻になりつつある。失礼ながらロートル揃いの石原東軍が、1年生議員主体の橋下西軍とうまくやれるワケがない、と言ってしまえばそれまでだが……。
 「東西両軍、小沢(鋭仁)さんや松野(頼久)さんらの離党組、西軍に属さない一部の公募当選組。維新には既に4つの勢力が存在しています。そして、各グループの議員たちが互いに距離をおき『アッチは相手にしなくていい』と貶し合っている。国会が始まれば、亀裂はぐっと顕在化するでしょう」(維新関係者)
 絵に描いたような同床異夢ぶりで、さぞ寝苦しかろう。ならば各々ベッドを用意してということで、予算成立後にも“正式分裂”の可能性が取り沙汰されている。
 「『安倍総裁』誕生前までは、橋下さんは安倍さんと組みたかった。それが叶わず石原さんとの共闘に走りましたが、有権者には野合と見透かされました。橋下さんは一時、小沢(一郎)さんとの連携を模索したこともある。要は『注目政治家』にくっつき、自身をフレームアップしてきたのです。今回も『オレを持ち上げて』と総理へのラブコールは忘れなかったはず」(永田町関係者)
 とはいえ、橋下西軍が頼みとしてきた追い風は、ピークを過ぎた。衆院で圧倒的多数を占める自公の下駄の雪となるか、民主党ともども埋没していくか、それとも……。
 
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