5月13日(日)第二回フードベース放射能勉強会に参加しました。
第一回勉強会とは違い、和室で少人数の座談会形式での勉強会でした。
第1セッションでは、黒猫先生から第1回勉強会のおさらいから始まりました。
学校の授業のように時々参加者を当てるので、久しぶりに学生気分で勉強しました。
ガンマ線がピストルのように離れた場所で体への影響があるのに対し、ベータ線は
ナイフのように近距離で体への影響があるので内部被曝がこわいというお話や、
放射能が体に及ぼす影響をコップに注がれる水に例え、コップは体の大きさや年齢
によって違うこと、コップが満タンになれば抽選券をもらうことになり、がんや
病気が当たるかもしれないこと、だからこそ、抽選券をもらわないように
(=放射性物質を摂取しない)することが大事だというお話は、文系の私にも分か
りやすく、理解することができました。
また、自分がどのくらい放射性物質を摂取しているのかを簡単に計算できる数式を
教えていただきました。
放射性濃度(Bq/kg) × 摂取量(kg)=摂取する放射能(Bq)
この計算式で、1キログラム当たり57Bqの桃を200g食べるとどれくらいのセシウム
を摂取するのか?等具体的に計算して、放射性物質の摂取量をはっきりとさせる
ことを学びました。(答えは11.4Bq)
川崎や横浜市の冷凍ミカンの経緯については、黒猫先生節炸裂で、盛り上がりま
した。行政との交渉にはしっかりとしたデータが必要だということで、そのため
の測定活動を今後も応援したいと思います。
第2セッションは、フードベース準備室代表の赤間さんから、1ベクレルとは?と
いう問いかけから始まりました。
参加者からは、子供には1ベクレルでも摂取させたくないという声や、勉強して
いくうちに1ベクレルでもこわくなったという意見がありました。
その後は食品測定の仕組みについて専門的なお話がありました。牛乳測定に
ついては、実際のスペクトルを何例もスライドに映し、見比べました。
素人の私にも、給食の牛乳と、アメリカのロングライフ牛乳は、共に定量下限値
以下であっても スペクトルが違うことがはっきりと分かりました。
牛乳を濃縮して測定するために、フライパンで40分も熱し続けているそうで、
そんなに長時間続けて料理すらしない私は気が遠くなりそうでした。
このような測定への努力に頭が下がります。
第3セクション担当は山田さんです。食についてミクロとマクロからみる、という
テーマでした。
ミクロ面では、山田さんのご家庭の食事を10日間検査した結果を教えていただき
ました。結果は、セシウム134:1.02Bq以下、セシウム137:1.19Bq以下 の未検出
だったとのことです。
食材の産地には気を使っていらっしゃり、外国産のものと国内の産地を選別した
ものを上手に組み合わせていらっしゃいました。
ただ、調査の際には、いつも通りの食事で、コンビニのおにぎりなども入っていた
そうです。食材調達店舗は、OKストアや、成城石井などとのことでした。
マクロ面としては、食物の輸入がどれくらい割合を占めているか、また、1年たって
食物の汚染状況がどのようになっているかをお話いただきました。
印象的だったのは、放射性物質は、多年生の樹木に多く残留していてその果実や葉の
汚染に注意が必要であること。でした。
家庭の食卓を守るための、実例をみせていただき大変参考になりました。
[2012/05/16 公開]