ニュース詳細
漁網受け入れ案の撤回求める1月11日 20時52分
K10047552511_1301112059_1301112102.mp4
震災で出たがれきのうち岩手県の漁網を受け入れる神奈川県の案について、横須賀市の処分場周辺の自治会は住民への意向調査で反対が賛成を上回った結果を尊重したいとして、11日、神奈川県と横須賀市に対し受け入れ案の撤回と今後交渉は行わないことなどを求める文書を提出しました。
東日本大震災で発生したがれきを巡り、神奈川県は岩手県の漁網を受け入れ、横須賀市にある県の最終処分場に埋め立てる案を示していますが、処分場周辺の自治会が先月、加入するすべての世帯を対象に意向調査を行った結果、反対が賛成を上回りました。
これを受けて、自治会の代表5人が11日、県の最終処分場と横須賀市役所を訪れ、住民の意向調査の結果を正式に伝えるとともに、漁網を埋め立てる案を撤回するよう文書で求めました。
またこの中で自治会側は、意向調査の結果を尊重しこれを覆すことはできないとして、受け入れに関する交渉や協議は今後行わないとしています。
自治会の代表の長谷川俊夫さんは、「われわれとしては地域の気持ちを無視することはできない。県や市には意向調査の結果を尊重していただきたい」と話していました。
これを受けて神奈川県は、「意向調査の反対の理由を詳しく分析し、誤解があるようなら一つ一つ説明して、受け入れに理解を得られるようさらに努力したい」としています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|