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環境相 不適切除染防止に全力1月16日 17時35分
環境省の石原大臣は16日、原発事故の影響で大半の地域が避難区域に設定されている福島県双葉郡の町村長と会談し、一部の業者が不適切な方法で除染をしていた問題について、再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
除染作業を巡っては、国が直轄で除染を行っている福島県の地域で、一部の業者が不適切な方法で除染をしていたとして、環境省が業者などから聞き取りを行い調査を進めています。
環境省の石原大臣は16日、福島県郡山市で、原発事故の影響で大半の地域が避難区域に設定されている双葉郡の8つの自治体の町村長と、復興に向けて意見を交わしました。
この中で、石原大臣は「除染は福島の復興に不可欠なものであり、この問題で止まってしまっては本末転倒だ。
こうした問題が二度と起きないよう、しっかりと対策を取っていきたい」と述べ、再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
このあと会合は非公開となり、除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設や、森林の除染の進め方などについても意見が交わされたということです。
会談のあと、石原大臣は記者団に対し、「これからの除染作業でこうした問題が二度と起こらないよう対策をしっかりと立てていくことが大事だ」と述べました。
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