2013/01/16 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
DIGITAL LANCER
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SPECIAL
日米の最新音楽配信事情
 インターネットにおいて、音楽がキラーコンテツと言われていたのも、今や昔。アップルが iTunes で起こした革命のおかげで、音楽配信は今や当たり前となりました。海外では、老舗のレコード販売店ももろに影響を受けていて、今週には、イギリスのレコード販売大手・HMVは経営破綻に追い込まれたそうです。

 HMVといっても、日本の HMV はすでにローソンの傘下で、直接の資本関係はありませんから、ご注意を。

 そんななか、DeNA が新たな「ソーシャルミュージック」をスマホ向けに始めることをアナウンスしました。大手レコード各社と連携して100万曲以上の音楽を用意。専用アプリを使って音楽の歌詞を同時に表示してくれるのだとか。

 ただ、著作権で儲けることしか頭のない大手の参入、余計な機能の付加など、この形態は嫌な予感がプンプンします。アプリは150万くらいダウンロードされているようですが、規制だらけで、死屍累々の音楽配信サイトの二の舞は踏まんようにして欲しいものです。

 他方、米国では Amazon が、Amazon で購入した CD の MP3 版を無料で提供するサービスを開始したようです。

 これ、むっちゃ合理的なサービスですよね。なんで、購入してまでいちいち CD を取り込まないといけないのか、おかしくない?
 だったら初めからつけちゃえばいいじゃん。というとても分かりやすいサービス。ジャケット信者や特典サービスを求める人が多い日本でも導入したいところですが、色々と裏のある日本の音楽業界では実現は難しいんだろうなという気がします。

 でも、DIGITAL LANCER では、そんな既得権益はお構いなしに、読者に有益な最新デジタル情報をバンバン垂れ流していきますのでお楽しみを!
 
LANCER'S EYE
CES特集 Sony と Samsung
〜中島聡の「週刊Life is Beautiful」〜
 ラスベガスで開催された CES (Consumer Electronics Show)では、家電メーカーに限らず、さまざまな会社が新製品や最新のテクノロジーを披露しました。ちょうど良い機会なので、sony とSamsung について、書いてみまます。

【SONY】
 ブランド力で Apple だけでなく Samsung にまで抜かれてしまった Sony には何とか復活して欲しいと思いますが、まず最初に Sony がすべきなのは、売り上げ重視の企業から利益重視の企業への大転換だと思います。そのためには、「Vaio 部隊を売却する」「家電市場からの撤退」など社内から猛反対を受けるようなリストラが必要で、いままでのような経営姿勢では難しいと思います。
TOPICS
 Sony の平井一夫社長は、CES での記者会見で「スマートフォンの販売台数を飛躍的にのばす」と宣言しました。スマートフォンのビジネスを続けるのであればその覚悟は絶対に必要ですが、No.1 と No.2 の座を Apple と Samsung に握られ、ソフトウェアは Google、心臓部のチップは Qualcomm に頼った状況で、どうやって戦い続けるのに必要な利益を上げるつもりなのかが私には見えて来ません。業界三位の地位は、Nokia と RIM の衰退によりたまたま手に入れただけのものであり、維持は簡単ではありません。

 Sony のビジネスモデルの転換には、Qualcomm のビジネスモデル(詳しくは中島聡のメルマガに記載)が参考になるのではないかと考えています。家電市場でのブランド力が低迷したとは言え、ソニーの技術力は世界のトップクラスにあるし、まだまだ優秀な技術者はたくさんいます。また、業務用映像機器に関して言えば、ブランド力は衰えていないし、利益率も十分にあります。

 そう考えれば、パソコン・家電市場と製造ビジネスからは潔く撤退し、高収益な業務用映像機器のビジネスと、そこで開発した技術の家電メーカー向けのライセンス・ビジネスに特化する、という戦略が利にかなっていると思います。

 そうやって一度ビジネスを絞り込んで会社をより筋肉質の会社に変えた上で、AIBO のような魅力的なプロジェクトを復活させたり、Hawk-Eye の買収によって手に入れた技術を、放送だけでなく、自動操縦や業務用 AR (augmented reality) の市場に拡大するなどして、「技術のソニー」としての復権をすることは十分に可能だと思います。

 ソニーの経営陣が本気であれば、これからいくつか事業部や工場の売却の発表がされると思います。日本の企業の場合、米国の会社のように会社側から一方的に人を解雇はできないので、中途半端なリストラは負のスパイラル(希望退職者を募る→優秀な人から辞めて行く→開発能力が落ちる→商品に魅力がなくなり売り上げが下がる→さらに希望退職者を募らなければならなくなる)を生み出しかねないからです。

【SAMSUNG】
 Apple が日本の家電メーカーよりも業績が良いことを説明するのは簡単です。ソフトウェア重視のカルチャーであること、会社のリソースを一握りの製品に集中していること、製造をすべてアウトソースしていること、売り上げよりも利益を重視した経営であること、など日本の家電メーカーと大きく違う部分を指摘するのが簡単だからです。

 Samsung の場合は、そう簡単ではありません。ある意味で、Samsung は日本のメーカーを真似して成長して来た企業です。半導体から家電製品までをカバーする垂直統合型の総合電気メーカーだし、固定費の高い自社工場をたくさん抱えています。

 CES で発表された製品や技術を見ても、特に Samsung のものが飛び抜けて優れているようには見えません。しかし、会社の勢いには明らかに違いがあり、それがブランド力や、実際の業績に表れています。どこに違いがあるのでしょうか?

 色々な意見があるとは思いますが、一番の違いは、オーナー経営者とサラリーマン経営者の違いにあると私は思います。ソニーもパナソニックも、創業者であり大株主であった松下幸之助、盛田昭夫、井深大などが健在だった時代には思い切った経営ができました。しかし、世代交代により、会社のオーナーではないサラリーマン経営者が経営陣を占めるようになり、次第に合議制でしかものが決められなくなり、思い切った経営でできなくなっているのだと思います。

 それに比べ、財閥である Samsung は会社のオーナーが会社の経営をしており、元気だったころの松下電器やソニーのように思い切った経営が可能です。特に半導体や液晶パネルのビジネスは、莫大な掛け金のポーカーのような側面もあり、サラリーマン経営者とオーナー経営者とでは真剣さが違います。

 もちろん、それだけが理由ではないとは思いますが、オーナー経営者が経営をしているからこその緊迫感が会社全体のカルチャーにも大きな影響を与え、それが色々なところで差を生み、最終的に大きな差となって表れているのだと思います。
中島聡
マイクロソフトでWindows95、98Explorer 3.0/4.0 のチーフアーキテクトなどを務めたのち独立。
現在は株式会社UIE ジャパンの代表取締役を務める。
有料メールマガジン「週刊 Life is beautiful」では最新のコンピューターニュースや経営について解説。
また、プログラミング技術など読者の質疑応答のQ&Aコーナーも好評。
 
 
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COLUM
COLUM
ToDoサービスで
リピートタスクを攻略する
誠Biz.ID
 日々のタスク、いわゆるToDoの管理方法は人それぞれだ。
「Google Tasks」や「Remember the Milk」「Nozbe」などのToDoサービスを使っている人や、スマートフォンのToDoアプリを使っている人、もちろん紙の手帳を使っている人もいることだろう。
 タスクは全部覚えているから書き留めなくても問題ない、という人もいるかもしれない。

 さて、タスクは大きく2種類に分けられる。1つは1回限りの単発タスク、もう1つは冒頭に紹介したようなリピートタスクだ。
 会社の業務で言うと「A社に電話をかける」「Bさんと打ち合わせをする」は単発タスクだし、「C社に月次の請求書を送る」「毎週金曜に週報を提出する」「アルバイトの今月の勤務シフト表を作成する」など一定の周期で繰り返されるタスクはリピートタスクに該当する。

 単発タスクはノートや手帳でも対応できるが、定期的に繰り返すリピートタスクについては、いちいちノートや手帳に書き留めていくとキリがない。
 ToDoサービスやアプリを利用し、定められたスケジュールに基づいて繰り返し表示し、期日が近づくとリマインダで通知してくれる仕組みを構築した方が確実だ。
 リピートタスクをしょっちゅう忘れる、また着手が遅く期日までに終わらせられないことが多い人は、ToDoサービスやアプリにこうしたタスクをリピートタスクとして登録することで、見落としがなくなり、仕事の処理効率が劇的に変わる可能性がある。

 また、これまでつれづれなるままにこなしていたリピートタスクをToDoサービスに登録するために書き出してみると、タスクの数はもちろん、所要時間などのコストもはっきりしてくる。
 自分で処理するのではなく、他人に振った方がよいタスクが見つかるかもしれない。いったん自分用のタスクリストとして完成させてしまえば、自分の財産になりうるというわけだ。

 将来的に別のToDoサービスやアプリに乗り換える場合でも、それを書き出して移行させるだけでよい。――
続きはコチラから
効率アップ、クオリティアップのためのデジタル仕事術『誠 Biz.ID』より
 
BUSINESS
BUSINESS
数年で売り上げが激減した要因を知りたい
永江一石氏のメルマガより
【質問】
 自社ブランドで製品を製造・販売をしています。 ターゲット層は、大手アパレルでは販売していない実用的だが少しひねりのあるデザインを好む、ファッション感度の高い20代後半〜30代の男性です。 ピーク時は月商300万の売上がありましたが約2年で月30万に激減、特に去年の8月頃にアメカジ路線をドメスティックブランドに変えたため、月100万から30万にダウンしております。
 販売単価は1万円前後。有料広告はしておらず、SEO対策での流入や既存会員(約1100名)のメルマガで集客している状況で、集客シェアは既存会員が大半を占めます。PC、スマホ、ガラケーのシェアが1:1:1で、スマホのシェアがここ1年で急増しました。
 売上を上げるために効果的な施策があれば、アドバイス頂けないでしょうか?

【回答】
 売り上げの急低下、心配ですね。以前ブログにも書きましたけども、今のネットショップの現況はどこもかなり厳しいです。特に昨年は震災のあった一昨年よりも大きく落ち込んでいるところがおそらく過半数で、景気の悪さを感じます。

 50代以降が主なターゲットの商材やサービスはそれほど落ちていないようですが、若い世代向けの商品販売はかなり実績が落ちています。ユニクロが成長を続けているのは、顧客の年齢層が比較的高いところまでアプローチしているからではないかと思っています。ちなみに上場しているジーンズメイトの決算報告書見ると、物凄いダウンで損失もかなり…。客層のいいユナイテッドアローズはアウトレットで稼いで、既存店は102.6%と前年割れは食い止めていました。これは立派。
 ファッションは、「どうしても必要なモノ」ではないので不況の場合は購入の優先度を下げられます。特に景気に左右されやすいターゲットがメイン顧客層の場合、その影響が甚大になります。従来がアメカジ路線だったということは、その影響がかなり大きかったんじゃないかと思います。私だったらこんな感じで行動します。
1)ワン〜ツーランク上のユーザーに切り替える方法を考え抜く
2)他と競合しないオリジナル商品の開発
3)Amazonなど、伸びている販売ルートの展開を増やす
4)WEBに特化した内容にする
という手法を採ると思います。
Web マーケティングのプロ永江一石が
メルマガ読者の質問に何でもお答えします!
永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ
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FUTURE
FUTURE
すがやみつるのデジアナガジェット
『ぼくのPC遍歴』
すがやみつる氏のメルマガより
≪01/09号からのつづき≫
「テレビマガジン」と言う雑誌の編集担当から「最近、ラジコン自動車の人気が出て来ているけど、すがやさん、マンガにしてみない?」と持ちかけられた。最初は「無線は趣味なので、仕事にする気はありません」と断ってしまいました。
 小学生の終わりからマンガとラジオいじりを趣味にしていたぼくは、中学3年生のはじめまでは、「エレクトロニクスの技師になって、趣味でマンガを描く」というのを将来の夢にしていました。 ところが中学3年のはじめ、学習塾を経営していた父の友人が、ぼくの留守中に家にやってきて、ぼくが大事にしていた無線機やラジオのパーツや工具を処分してしまったのです。その前年、「教え子の中に、無線に熱中しすぎて高校受験に失敗した生徒がいた」というのが理由でした。いま考えても理不尽なできごとですが、当時は、そこまでは思い至らず、ガックリ来ていただけでした。
 その直後の夏休みに、石ノ森章太郎先生の『マンガ家入門』という本と出会ったことで、「将来はマンガを仕事に、趣味で無線を……」と希望を変え、まっすぐにマンガ家への道を突き進むことになりました。

 高校1年の終わりには、東京に本部があったマンガ同人誌に参加し、高校2年になる前の春休みには、石ノ森章太郎、松本零士、久松文雄先生らの自宅を訪問してマンガを見てもらうなど、ひたすらマンガを描く生活になりました。

 それでも、マンガ家のアシスタントになることが決まった高3終わりの1月、大学に合格した同級生たちが自動車の運転免許を取りに行くなかで、ぼくはアマチュア無線の免許を取りに行きました。「この先、マンガの世界に飛び込んだら、アマチュア無線の受験勉強なんてしているヒマがなくなる」と考えたからです。そんなこともあって、「マンガは仕事、無線は趣味。趣味は仕事に持ち込まない」と決めたため、編集者からの「ラジコンマンガ」の誘いも断ることになりました。
 ところが、そのとき、編集者が、こんなことを言いました。

「ほかのマンガ家がラジコンマンガを描くのを見たら、きっと悔しくなると思うけどな」これが殺し文句になり、ぼくはラジコンマンガの仕事を引き受けることになりました――
≪次回につづく≫
コンピューターの歴史はこの人に任せろ!
ゲーム・PCマンガのパイオニアすがやみつるさんが最新情報やガジェットの歴史を解説!
すがやみつるの「おとなの学び方」マガジン
月額420 円(登録月は購読無料)
 
PERSON
PERSON
アップルもう一人の創業者
Steve Wozniak
スティーブ・ウォズニアック
『過ぎ去る人生を、傍観者でいてはならない』

 アップルの最初のパソコンは、テレビモニターに接続されたコンピュータがシフトレジスターをつなげて60 文字を画面上に打ち出す。

 これを生んだのがスティーブ・ウォズニアックだ。エンジニアのまなざしはジョブズとは違う。

 熊さんみたいな髭と体型からは想像もできないほど、繊細でやんちゃだった。

PERSON

 カメラを向けると「ごめん、ちょっとキリが悪いので待ってくれ」。

 やっと終わった画面を見せてにっこり。彼はなんとフライトシミュレーターゲームで遊んでいたのだ。

 会社にホームルームを作り、子供たちにもパソコンを教えていたなあ。

 僕も一度教えてほしかったよ。

若き日のジョブズやゲイツを収めた写真集
小平尚典「e-face」IT 革命の先導者たちより掲載
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【デジタルランサー】2013/01/16 号(毎週水曜日発行)
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責任編集 :堀江大輔
スタッフ :本村彰英
 
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