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2013年1月3日(木) 東奥日報 ニュース



■ 碇ケ関診療所跡地、どう有効活用

写真
建物が解体され、見晴らしの良い空き地となった黎明郷碇ケ関診療所の跡地
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 2012年3月末で廃止された平川市碇ケ関地区の黎明郷碇ケ関診療所の跡地約8790平方メートルについて、黎明郷と平川市は2日までに、黎明郷が市に土地を寄付することで合意し、手続きを完了させた。すでに診療所の解体工事は完了し、同地区中心部にある現場付近は広大な空き地となっており、地元の住民からは「企業を誘致して、地域の活性化につなげてほしい」などと有効活用を求める声が上がっている。

 同診療所の土地は、黎明郷リハビリテーション病院の用地として1969年に当時の碇ケ関村から寄付を受けたもの。黎明郷は、碇ケ関診療所の廃止に伴い「当初の目的を終えた場合は返すのが道理」として、土地の返還を市に申し出ていた。

 これを受け、大川喜代治市長は取材に「元は地元の土地なので、受けないわけにはいかない」として返還受け入れ方針を示していた。関係者によると、事務レベルで調整を続けた結果、市に土地を返還することで合意し、すでに登記の変更手続きも完了させている。

 現場は、国道7号から十六夜(いざよい)橋を経て市役所碇ケ関総合支所に向かう道路の入り口にあり、同地区の“一等地”ともいうべき場所。診療所の建物解体後は、地区中心部にぽっかりと大きな穴が開いた状態だ。

 地元のいざよい町会の一戸勝廣会長は「建物がなくなると、こんなに広く感じるとは思わなかった。近くには閉鎖された旧かんぽの宿もあり、土地をそのままにしておくのは見た目にもよくないので、地元としては何とか有効に活用してもらいたい」と開発を期待。

 碇ケ関地域活性化推進協議会の山田忠利会長も「碇ケ関をゴーストタウンのようにしないためにも、跡地には雇用を生み出す企業を誘致してほしいという声も多い。今後住民の意見を集約し、市長に伝えたい」と話す。

 土地の利活用について、大川市長は取材に「現段階で具体的なことは何も決まっていない」とした上で「塩漬けにはしたくない。公共施設も含め、何かしらの活用策を検討していきたい」と述べた。

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