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マグロ最高値、大間に歓喜広がる
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「うだでぐ(ものすごく)うれしい」「新年早々めでたいね」−。築地市場の初競りで大間産クロマグロが1億5540万円を付けたニュースは5日、地元・大間町を駆け巡った。大間原発の工事休止(2011年3月〜12年9月末)や漁業不振などで景気が冷え込む本州最北端の町では、これを弾みに地域を活性化させたい−との声も聞かれた。
2012年の初競りで5649万円を記録した大間産マグロの大漁旗で観光客を送迎している観光ガイド団体「おおまエスコートクラブ」の蛯子良子代表は「今年も大間の人が最高値を取り、金額も更新してうれしい。うだでぐ(ものすごく)うれしい」と喜び、「観光振興にもつなげたい」ともくろむ。
「去年より高くなるのでは」と思っていたという金澤満春町長も、桁違いの高値に「びっくりした。今年1年、町が活気づくように頑張っていきたい」。町商工会の傳法清孝会長も「地元の活性化に結びつけられれば」と期待する。
高値は付いたものの、今季のマグロ漁は不振。ほかの魚種も全般に年々、捕れなくなっているだけに、大間漁協の小浜哲夫総務課長補佐は「これが景気づけになって、マグロに限らず水揚げが好調になってほしい」と願う。
地元漁業者からは「大したもんだ」「信じられない」と驚きの声が相次ぎ、「宝くじより難しいだろうが、頑張っていけば来年は自分が当てられるかも」と期待する人もいた。
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