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2013年1月9日(水) 東奥日報 ニュース



■ 12年産リンゴ在庫23万6千トン

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 県りんご果樹課は9日、2012年産県産リンゴの産地在庫数量を発表した。昨年12月末現在で県内の生産者や販売・出荷団体が保有している在庫は23万6647トンで、記録的な不作だった11年産より42.6%増。07〜11年の5カ年のうち最多と最少を除いた中位3カ年平均と比べると2.2%減だった。県は「総量は平年並み」と分析する一方、有袋ふじの在庫が落ち込んでおり、大型連休(GW)以降の後期出荷に懸念を示している。

 主な品種別在庫数量は、無袋ふじ12万4055トン(中位3カ年比11.8%増)、王林3万1890トン(同2.5%増)、ジョナゴールド2万6733トン(同8.0%減)、有袋ふじ4万4361トン(同29.7%減)など。特に有袋ふじは、不作だった11年産を4.7%下回った。

 高齢化による労働力不足や有袋ふじの価格の伸び悩みなどを背景に、リンゴの袋掛けを敬遠する農家が増えており、生産量は減少傾向が続いている。

 完熟前に収穫するため貯蔵力の高い有袋ふじは、他県産が出回らなくなる4月以降の県産リンゴの主力品種。同課の船木一人課長代理は「有袋ふじの減少はGW後の県産リンゴの販売減を意味する。県産リンゴの周年販売維持に向け、関係団体には無袋ふじの貯蔵管理の徹底と、計画出荷への配慮をお願いしたい」と述べた。

 調査結果を受け、県りんご対策協議会は同日役員会を開き、1月以降の販売目標を、昨年8月に設定した26万8千トンから27万7253トン(昨年12月末までに販売した8万5153トンを含む)に上方修正。月別の出荷計画も見直し、1〜3月は在庫の多い無袋ふじを積極販売し需要の掘り起こしに努める。有袋ふじは後期出荷に備え、総数量の約9割を4月以降の販売に回す。

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