半数以上が平成生まれでオンリーワンを目指す湘南イレブン=平塚市馬入ふれあい公園で(相原俊之撮影)
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若き湘南が目指すのはJ1のオンリーワンだ。3年ぶりにJ1に復帰した湘南が15日、平塚市馬入ふれあい公園で始動。平成生まれが半分以上、24歳の永木亮太主将がチームを引っ張る。
今季の湘南は、U−19代表DF遠藤ら6人の10代の選手から、最年長の32歳の古橋、下村までの34選手でスタート。18人が平成生まれという若き軍団だ。主将の永木は「大事なJ1の年に主将を任されるなんてうれしい」と話し、同じく24歳の新副主将のFW高山も、意欲満々だ。
練習は初日から、ボールを使ってミニゲームもするなど約2時間。44歳の若きチョウ貴裁監督は「J1ではミスで失ったらボールは返ってこない。実戦の中で何ができるかを分かってほしい」と、初日からシーズン中を思わせる実戦形式の練習をした意味を説明した。
1月末からのタイ合宿から、タイプレミアリーグのチームを含め、3月2日の開幕・横浜M戦までに、昨年の倍に当たる15試合の練習試合を組んだ。実戦の中で走って、つないで、人数をかけて攻める湘南スタイルを、J1仕様に変ぼうさせていくつもりだ。
「夢としてはACL出場権(リーグ3位以内)を目指すが、J1のナンバーワンではなく、ほかのチームにできないオンリーワンの湘南スタイルをつくり上げたい」と、若き指揮官。平成生まれのヤングパワーも原動力に湘南スタイルで、J1に旋風を巻き起こす。 (相原俊之)
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