初日から積極的にスパーリングで汗を流した王者佐藤洋太(左)=東京・新宿区の協栄ジムで(山崎照朝撮影)
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昨年大みそかにWBC世界スーパーフライ級王座の2度目の防衛に成功した佐藤洋太(28)=協栄=が15日、東京都新宿区のジムで始動した。次戦は同級11位スリサケット・ソールンピサイ(タイ)と日本で3月に対戦が有力。WBA世界同級王者河野公平(32)=ワタナベ=との王座統一戦も視野に入れ、6回のスパーリングを交えて精力的に動いた。
大みそかの大仕事を終え「とてもホッとしている」と佐藤。年明け3日から岩手県に帰郷。知人や後援者の接待を受けておいしい物を食べすぎ「若干焦っています」と太りすぎを気にした。
注目の統一戦は、ともに次戦をクリアしてからとなる。佐藤は「世界王者は1人でいい。WBAとWBCで2人いるのは異常だと思う」と持論を展開。河野について「つぶし合いになるが、いつでも狙っています。根性があってタフ。スタミナもある。だが技術は負けない。正直、あまり負ける気がしない」とキッパリ語った。 (山崎照朝)
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