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大阪市立桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒(当時17歳)が顧問(47)の体罰を受けた後に自殺した問題で、文部科学省の義家弘介政務官(41)が15日、大阪市役所を訪れ、ヤンキー先生として知られた、自らの“不良体験”から顧問の指導を反社会的な「暴力行為」と認定した。また、大阪市教育委員会はこの日、体罰があった桜宮高のバスケット部とバレーボール部の活動を無期限停止することを決めた。
自らをモデルにしたTBS系人気ドラマ「ヤンキー母校に帰る」(2003年放送)で注目を浴びた義家氏。暴力にまみれる少年時代を過ごしながら更生し、母校の教師になって力を尽くした。実際に暴力行為を体験し熟知した“ヤンキー先生”とあって、顧問の体罰を明快に「暴力」と位置づけた。
この日、桜宮高の佐藤芳弘校長や市教委の永井哲郎教育長らと対応について協議。その冒頭で「この案件は日常的に行われた身体的、精神的な暴力だ」と述べた。そのうえで「教育としての部活動が、いつのまにか勝利至上主義になっていないか、ということ。勝利が一番なのか、(教職員の)人事異動を含めて考えるべき」と指摘した。
市教委の隠蔽体質にも矛先を向けた。義家氏は、報道発表するまで文科省に事案を報告していなかったとして、市教委を指導。さらに外部監察チームと共同で実態解明を進める市教委の方針に対し「まずは市教委が主体的に調査すべきだ」と、市教委が主導的に職責を果たすよう強く求めた。
協議後、義家氏は記者団に「曖昧な枠の中で不幸な事件が起きた。部活動内での(生徒に対する懲戒の)定義、線引きをしなければならない」と述べ、クラブ活動における懲戒行為のルールづくりが必要との考えを示した。学校教育法は体罰を禁止しているが、児童・生徒への一定の懲戒行為は認めている。
一方、桜宮高のバスケット部とバレーボール部の活動の無期限停止を決めた市教委は同日、永井哲郎教育長を本部長とする体罰・暴力行為対策本部を設置した。市の外部監察チームと連携し、実態解明や全市立学校の体罰調査などをする。部の存廃や活動再開の可否については、同校による今後の取り組みを検証したうえで判断するという。同校は既に、すべての部活で練習や大会への出場を自粛している。
また、捜査関係者によると、大阪府警は、他の教諭ら学校関係者から参考人として事情聴取を始めた。
(2013年1月16日06時03分 スポーツ報知)
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