ここから本文です
最終更新:2013年1月12日(土) 10時34分

「息子悩んでいる」 自殺前に母親が相談

動画を他のプレイヤーで見る


 大阪の高校の男子生徒がバスケットボール部の顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、自殺の4日前、生徒の母親が「息子がキャプテンであることを悩んでいる」と顧問に相談していたことがわかりました。

 先月、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部のキャプテンだった2年生の男子生徒(17)が自宅で自殺し、男性顧問の体罰を苦にする手紙が残されていました。

 男子生徒は自殺する前日、母親に対し「顧問に30〜40発殴られた」と話していたということですが、母親はその1週間くらい前から息子の異変に気付いていたといいます。このため、自殺の4日前の先月19日、練習試合を見に行き、顧問に「キャプテンは無理かもしれない。代えてもらってもいいです」と相談していたということです。

 男子生徒は顧問から「リーダー論」の本を借りるなどして期待に応えようとしていましたが、体罰も受け、悩んでいたとみられます。

 市の教育委員会は体罰の実態について、改めて顧問から聞き取り調査することにしています。(11日18:03)

2013年1月11日(金)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ

列島トピックス